ニコ・ロズベルグは、2018年にニキ・ラウダに代わってドイツのテレビ局RTLのF1無料放送の解説者を務めることになった。同時にRTLは今後3年間、F1の放送権を保持することも発表した。RTLの最高責任者であるフランク・ホフマンは「これはRTL、そして特に視聴者にとって非常に良いニュースだ」とコメント。
F1の伝説的レーサーで現在はメルセデスのメルセデスの非常勤取締役を務めるニキ・ラウダは、21年間続けてきたRTLでの解説者の仕事を辞める。実際、ニコ・ロズベルグの契約はまだ締結されてないが、ニコ・ロズベルグは「僕たちは合意している。僕の父はRTLでニキの前任者だったし、僕は家族の伝統を続ける」と Bild にコメント。また、元F1ドライバーのティモ・グロックも解説陣に加わるとされている。一方で、イタリアではF1を無料放送してきたRiaが放映権を失ったと Speed Week は報道。イタリアでの有料放送は、有料放送のSkyだけとなった。来年カレンダー復帰するフランスでは、9月に4レースを無料ライブ放送することを発表した。 4度のF1チャンピオンであるアラン・プロストは「フランスでは800万人がTF1を見てきたが、今はCanal Plusのデジタル放送を見ている人は75万人もいない」とコメント。「だが、テレビに支払うという動きがあるときはそういうものだ」日本では、フジテレビが2012年まで25年放送してきた地上波でのF1を放送してきたが、2013年にはBSフジでの無料放送へ移行。しかし、それも2015年で終了し、現状はCS放送のフジテレビNEXT、もしくはDAZNでの有料放送のみとなっている。英国では、有料のライブ放送を観る前に、1ヵ月間、無料でハイライト版のF1を見ることができる。だが、FOMとチームにとってテレビ収益は重要なものであり、F1のコマーシャルディレクターを務めるショーン・ブラッチズは、有料放送と無料放送を混在させる英国のモデルを適用したいと考えている。
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