2018年までメルセデスとの契約を延長したニコ・ロズベルグは、自分にとっての“ドリームチーム”であるメルセデスを離れることは一度も考えなかったと述べた。 22日(金)朝、メルセデスはニコ・ロズベルグの新契約を正式発表し、2016年末までだった契約が延長された。F1ハンガリーGPのフリー走行2回目でトップに立ったニコ・ロズベルグはチーム離脱を考えたことは一度もないと述べた。
新契約について質問されたニコ・ロズベルグは「いや、僕はずっと言ってきたようにここにいられてハッピーなんだ」とコメント。「サインできて本当にうれしい。ここは僕のドリームチームだし、家以外での僕のファミリーだからね。僕のレーシングファミリーだ。一緒に最高の時間を過ごしている。これからも未来にはたくさんの大きな成功が待っているはずだ」 F1スペインGP後は、ニコ・ロズベルグがフェラーリへの来季移籍に向けて“粉をかけている”と報じるイタリアメディアもあった。しかし、ニコ・ロズベルグは、2010年にワークスチームとして復活して以来ずっと在籍を続けているメルセデスとのさらなる成功だけに目を向けていると述べた。「過去のことはどうでもいい。僕はこうなったことにとても興奮しているし、今後ももっと素晴らしい年月を一緒に過ごしたいと思っている。僕のレーシングファミリーなんだから、これからも一緒に旅を続けられるなんて最高だ」 ニコ・ロズベルグの代理人として交渉を担当したのは元F1ドライバーのゲルハルト・ベルガーだ。ニコ・ロズベルグはベルガーに任せたことで集中を妨げられることなくレースに専念できたと述べた。 ベルハルト・ベルガーを選んだ理由についてニコ・ロズベルグは「2つの理由がある。1つは彼がこういうことをよく理解しているからだ。彼はクレバーなので、交渉についてや他の全てのことについても素晴らしい仕事をしてくれた。この結果にはとても満足している」 「2つ目は、このような交渉事というのは本当に大きなことなので、自分の集中力が妨げられてしまう。僕のキャリアにとってとても重要なことだけど、彼に任せたおかげで僕は望み通りに自分のレースに110%集中することができた」