ニコ・ロズベルグは、2日間のF1合同テストではまだメルセデスは“手の内を明かしていない”とライバルに警告した。ニコ・ロズベルグは、テスト2日目に172周を走破。この2日間のメルセデスの周回数は328周に達している。タイムは4番手だったニコ・ロズベルグだが、走行はミディアムタイヤによるものだった。
トップのセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)と2番手のダニエル・リカルド(レッドブル)はウルトラソフトを装着しており、3番手タイムのセルジオ・ペレス(フォース・インディア)もスーパーソフトを装着していた。ニコ・ロズベルグは、現段階でメルセデスのタイムを深読みすることに意味はないと主張する。「今日は良い1日だった。再びクルマに乗って全開で走れたので興奮した」とニコ・ロズベルグはコメント。「F1のマラソンという感じだった。とにかく走り続けた。あらゆる小さな問題を見つけて、クルマを限界までプッシュするにはこれが必要だ」「いずれ何か壊れるだろうけど、今のところは故障などは何もないので、とにかく走り続けて自分たちの弱点を調べていかなければならない」「今の僕たちがいる場所に関して、ラップタイムは現実的ではないし、まだカードは出し切っていない。まだ隠し持っているという感じだ。もちろんクルマは速いし、ライバルも速そうだ。僕たちがどれだけ速いかは今は誰にもわからない。でも、もちろん僕たちは自信を持っているよ」ニコ・ロズベルグは、テスト2日目に新たに投入された革新的なバージボードをテスト。初日のセッション終了後に、トト・ヴォルフは今回のテストで“一風変わった”パーツを試す可能性を示唆しており、テスト3日目には新しいノーズが持ち込まれるとみられている。ニコ・ロズベルグは、メルセデスの革新的なアップグレードを称賛し、ライバルに対するアドバンテージの保持に役立つだろうと述べた。「フロアに関しては、かなり革新的で斬新だし、かなり速そうなので期待している。僕たちにとって、革新的であること、他の人たちよりも一歩先を行くことが重要だ。コピーするのは簡単だからね」「僕たちのマシンにあるものを見られたら、きっと真似してくるところもあるだろう。そうすれば自動的に速くなることになるので、僕たちはその一歩前を行かなければならない」