F1イギリスGPで、メルセデスのニコ・ロズベルグにルール違反があったとFIAに警告したのはレッドブルだった。レッドブルとメルセデスは、“テストゲート”騒動を巡って緊張関係が高まっている。F1イギリスGPでニコ・ロズベルグが表彰台でシャンパンファイトをした直後、イエローフラッグ中の減速が十分ではなかったとしてニコ・ロズベルグとメルセデスはスチュワードから呼び出した。
結果的にニコ・ロズベルグへの処罰は戒告処分にとどり、優勝が確定した。Bild は、FIAにニコ・ロズベルグのルール違反を知らせたのはレッドブルだったと報道。仮にニコ・ロズベルグにタイム加算のペナルティが科されていれば、優勝トロフィーを奪われる可能性もあった。レッドブルのヘルムート・マルコは「我々はメルセデスを攻撃したわけではない。ただ、ロズベルグがイエローフラッグ中に速すぎたと指摘しただけだ」とコメント。「もし、それ(ルール違反)が我々であれば、他のチームがすぐにFIAに告げただろう。まったく普通のことだ」