ダニエル・リカルドは、2024年F1第4戦日本GPの予選でわずか0.055秒差でQ3進出を逃したことを「半端なく痛かった」と認めたものの、RBがプラクティス1回目を欠席させたことを言い訳にするつもりはないようだ。リカルドはQ2の最終ラップで暫定10番手につけたが、チームメイトの角田裕毅が3戦連続でQ3進出を決めたため11番手に後退した。事実上、金曜日に走行できなかったリカルドにとって、これがチーム内での最近の敗北となった。
RBはリカルドに代わってジュニアドライバーの岩佐歩夢をFP1に起用した。プラクティス2回目では、トラックがスリックタイヤには湿りすぎていたが、インターミディエイトタイヤには十分なほど湿っていなかったため、にわか雨でセッションが中断され、9周しか走行できなかった。最終プラクティスはリカルドにとって、予選に先立って鈴鹿で唯一のドライランだったが、角田裕毅を破る寸前までいったため当然落胆していた。「個人的には、当然ながら敗退したフラストレーションはある」とリカルドはメディアに語った。「10位と表示されたとき、あと何台か来ることはわかっていた。僅差だったので、悔しいけど、今年のスタートはどんな理由であれ厄介だったから、励みにもなる。でも、裕毅から何かを奪うことはできないし、彼もとてもいいドライビングをしていたと思う」「だから、2つの部分があるんだ。昨日のことを0.05秒差の理由にはしたくない。昨日のせいではないけれど、今日がちょっとトリッキーだったのは確か。だから、そのような状況の中で、自分たちの力を取り戻すことができたのはとても良かったと思う」ポジティブなことに集中しようとするエンジニアリカルドはレースエンジニアから、状況を考えれば11位はポジティブな結果だと安心させられた。8度の優勝経験を持つリカルドは、レースに向けてポジティブな要素に集中しようとしている。リカルドは「それも励みになる」と付け加えた。「レースに向けては、かなりいい感じだ。ロングランはまだしていないけど、ポジティブに考えている」「エンジニアも僕と同じように感じているようだった。だから明日に向けて、今は小さな笑顔とポジティブな気持ちでいる。でも、この結果には満足感もある」