ダニエル・リカルドが、2024年F1第1戦バーレーンGPへの意気込みを語った。昨年、レッドブルのリザーブドライバーとして第一線を退いていたダニエル・リカルドだが、第12戦ハンガリーGPからニック・デ・フリースと交代してアルファタウリからF1復帰。途中、骨折による5レースの欠場があったが、以前のリカルドの取り戻したような走りをみせた。
今年は装いを新たにしたビザ・キャッシュアップRBでフル参戦。2024年シーズンは「キャリアの第2部の始まり」だとリカルドは語った。「ついに再びレースに出かける時が来た。正直言って待ちきれない。昨年とは対照的に、今回はきちんとしたプレシーズンができてよかった。2022年以降は休養が必要だったぢ、シーズン途中に飛び込むことができたのは良かったけど、完全に準備を整えるという点では、今年の方が良い準備ができた」「今年は私のキャリアの第2部の始まりのようなものだと感じている。しばらくオフを取ることで、新たな視点が生まれる。自分にとって2度目のチャンスであることに集中すると同時に、自分にプレッシャーをかけないようにしている。肩にネガティブな重荷を背負うこともなく、生活に支障をきたすようなストレスもなく、ハングリーでやる気にあふれている」「他のみんなと同じように、僕も今年のマシンで数時間テストしただけだ。新しいマシンが前のマシンより改善されているのは当然だけど、重要なのは、他のマシンと比べて自分たちがどの位置にいるかということだ。僕たちが彼らよりも進歩したのか?それとも彼らが僕たちにとっては進歩したのか? 確かに良くなっていると感じるけれど、競争相手が許してくれる範囲内でしか自分たちは良くなれない。テストが終わってからバーレーンに滞在し、エンジニアたちと3日間のコース上でのデータを何時間もかけて研究してきたので、フリープラクティスでトラックに出てすぐに何をしたいかは分かっている」「バーレーンは好きだ。素晴らしいトラックだし、シーズンを始めるのに最適な場所だ。路面が非常にラフなので、特にリアタイヤではかなり挑戦的だ。良い瞬間は何度かあった。表彰台には乗れていないけど、たくさんのポイントを獲得してきた」「もちろん、シーズンの最初のレースというのは特別なものだ。数か月間レースをしていないときは、少し緊張を感じる。シミュレーターでトラックを運転するのに時間を費やすことはできるけど、世界最高の19人と一緒にホイール・トゥ・ホイールで激しいレースを練習することはできない。そのため、シーズン最初のレースはかなりエキサイティングな気分になる」