ダニエル・リカルドが、2023年F1第21戦サンパウロGP(ブラジルGP)への意気込みを語った。復帰2戦目となった前戦メキシコシティでは、予選ではセルジオ・ペレス、メルセデス勢、マクラーレン勢を抑えて4番手につけたリカルドは、決勝では不運な赤旗で順位を落としたものの、スクーデリア・アルファタウリの今季ベストリザルトとなる7位でフィニッシュしてその実力を遺憾なく発揮した。
「メキシコは最初から最後まで素晴らしい週末だったし、本当にハッピーだった。クルマも良かったし、それを最大限に活かすことができた。レース後はサンパウロに来るまで数日間メキシコに滞在した」とダニエル・リカルドはコメント。「インテルラゴスはとても短いコースで、コーナーの数もそれほど多くないから、すべてのコーナーをきれいに攻めなければならない。ミスをすれば、失ったタイムを取り戻すことはできない。体力的にも、反時計回りで走るこのコースは首に負担がかかる。加えて、アスファルトのグリップが低いこともトリッキーだ。今回もいつもより標高の高い場所でのレースだけど、メキシコでは階段を駆け上がるだけでもそれを感じたけど、ブラジルでは感じたことがない」「オースティンに続いてまたスプリントウィークエンドとなるけど、マシンやセッティングに自信を持てるようになったので楽しみだ。もちろん、復帰してから2週連続でスプリントレースを戦ってきたので、インテルラゴスでのスプリントフォーマットも楽しみにしている。とはいえ、このコースが僕たちのマシンにどれだけ合うかはわからない。どのタイプのコースがベストなのか、まだ十分なレースを経験していないからね。メキシコでは予想以上にうまくいったから、ブラジルへの自信につながった。今回もQ3に進出できて、トップ10マシンを手に入れられることを願っている。「ここには素晴らしいコーナーがいくつかある。その最たるものがセナ・エッセだ。オーバーテイクが可能な場所だ。通常はしばらく前から計画を立てる。先行するクルマが前のラップでどんな走りをしたかを見て、前のクルマが隙を作るか、守るかを理解する。それがこのスポーツの楽しいところだ」「ブラジルはいつもエキサイティングだし、観客もかなりリアルだ。エアホーンや発煙筒、バンドの演奏、グランドスタンドで踊る人々など、スタジアムの雰囲気など、メキシコと非常によく似ている。それを楽しんでいるし、シュラスカリアはいつも楽しいね!」