ダニエル・リカルドは骨折した左手のリハビリを開始したものの、10月のカタールGPまでF1に復帰する可能性は低いようだ。リカルドは8月27日、オランダGPの金曜プラクティス中のクラッシュで負った小指の中手骨の複数の骨折を修復する手術を受け、ネジ4本とプレートを挿入した。
34歳のリカルドは復帰3戦目で、直前にマクラーレンで単独クラッシュを喫したオスカー・ピアストリ(マクラーレン)を避けるためにザントフォールトでバリアに衝突した。当然、リカルドは負傷のためザントフォールトと週末のイタリアGPのレースを欠場し、シンガポールと日本の次の2レースも欠場するのは確実とみられている。その先には10月6日から8日のドーハでのカタールGPが控えている。レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーはリカルドの回復状況について「シンガポールに彼が間に合う可能性はないと思う。日本に関しても楽観的だと思う」と語った。「しかし、彼の回復は順調で、手の動きも良くなり、現在リハビリ中だ」「しかし、バイク乗りが復帰を急いで、場合によってはさらにダメージが大きくなる可能性があるのを我々は見てきた。我々はとにかく彼がクルマに戻る前に完全にフィットしていることを確認したい」これは、リアム・ローソンが引き続き代理を務めることを意味しており、今季のスーパーフォーミュラでの功績を考えると、特に鈴鹿は今年初めに4位でフィニッシュした彼がよく知っているサーキットであることから、鈴鹿は21歳の彼にとって輝ける機会となるだろう。クリスチャン・ホーナーもF1日本GPでリアム・ローソンを走らせることに前向きなようだ。「彼は鈴鹿でクルマに乗りたがっていると思うよ」とホーナーはローソンについて付け加えた。「日々の経過を見て、回復と自然がどのような経過をたどるのかを見ていきたいと思う」アルファタウリでの2度目の出走、ローソンはモンツァで10位まであと6秒半というところまで迫ったが、当時チームは驚きの2ストップ戦略を採用していた。その後、デグラデーションが計画変更の原因であることが判明した。ホーナーは、ローソンが再びステアリングを握って「堅実な仕事をした」と感じており、「彼自身はとてもよくやった」と付け加えた。