ダニエル・リカルドはレッドブルの環境に戻ることで、F1を再び好きになることができたと語った。リカルドは、イギリスGP後に解雇されたニック・デ・フリースに代わって、姉妹チームのアルファタウリで2023年シーズンの残りをドライブする。
2022年末にマクラーレンを去ったリカルドは今年、サードドライバーとしてレッドブルに復帰し、主にシミュレーターとマーケティング業務に携わっていた。しかし、先週シルバーストンで行われたレッドブルとのテスト後、リカルドがアルファタウリでデ・ブリースと交代することが即座に発表された。マクラーレンで厳しい時期を過ごしたリカルドだが、レッドブルに戻ってからは再びF1での生活を楽しむことができたという。昨年末から何が変わったかと尋ねられたリカルドは「リセットして再び楽しむための十分な時間があった」と答えた。「今年すでにシミュレーターでそれを感じていたけど、だからこそクルマを走らせて、それが本当に自分が一番好きなことであることを確かめたいと思った」「(シルバーストンのテストでは)すぐにスピードに乗ることができたし、感触も本当に良かった。もちろん、レッドブルのクルマを味わうのはかなり興奮した」「ここ数年の出来事や、しばらく休んでこのスポーツに復帰していたこともあって、トップに戻るのはとても難しいと思っていた」2014年から2018年までの5シーズンをレッドブルで過ごしたリカルドは、最終的な目標はレッドブルでフルタイムドライブに戻ることだと認めている。F1に再び「恋に落ちた」34歳のリカルドは、アルファタウリでのドライブが古巣復帰への最良のルートだと考えている。「もちろん、それ(トップチームでドライブすること)が僕の願いだったけど、ある時点で現実的になって、『よし、レッドブルのシートに戻りたいのなら、少しプロセスと道のりが必要だ』と言うことも必要だと思う」とリカルドは語った。「僕にとっては、これが現時点での最善の道なんだ。また、半年前の僕はこのようなチャンスに飛びつくような状態ではなかったけど、今は贅沢な時間を過ごしている」「また恋に落ちて、自分自身に戻ったように感じている。懐かしさを与えてくれる環境の中も自分自身を取り戻してくれたかもしれない」「私はキャリアの多くをここで過ごし、旅やジュニア時代の多くをここで過ごしてきた。ヘルムート(マルコ)と定期的に話すようになったし、自分の居場所のように感じている」「だから、チャンスが巡ってときに、やってみようと思ったんだ」
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