ダニエル・リカルドは、ルノーF1の将来の運命を知ってマクラーレンに移籍したのはないかと疑われている。フランスの多くのメディアによると、ルノーは近い将来、大幅なコスト削減を発表すると報道。新型コロナウイルスによる財政危機により、自動車市場は完全に崩壊し、ルノー・グループは会社の健全を保つために今後いくつかの対策を取らざるを得ない状況に陥っている。
そのひとつとして、ルノーは50億ドル(約5386万円)の国家保証融資を確保。これがルノーのF1活動に影響を与えることになるのではないかと危惧されている。ロイターは「昨年10年間で損失を計上したルノーは5月末に今後3年間で22億ドル(約2371億円)のコスト削減を概説する計画だ」と報道。さらに The Judge 13 によると、ルノーは今後10日以内にフランス国内の4つの閉鎖を発表すると報道。これは現在、FIAによる強制的なファクトリー閉鎖を余儀なくされているF1チームにも間違いなく影響を与えるとしている。そして、この時期にチーム離脱を発表したダニエル・リカルドはルノーF1チームの将来についてすでにしっていたのではないかとの問題が定義されている。ダニエル・リカルドは、F1ワールドチャンピオンという夢に近づくために2018年末で長年所属していたレッドブルを離れ、ルノーのワークスF1チームに移籍した。そのため、初年度の成績が振るわなかったからとは言え、わずか1年でルノーF1を去るという決断をしたことは注目に値する。ルノーF1チームは、2020年序盤にDPワールドとタイトルスポンサー契約を結んでいるが、それがF1活動の継続を保証するわけではない。ルノーは2011年に一度F1チームをロータスに売却。2016年に買い戻してワークス復帰している。
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