ルノーF1チームのダニエル・リカルドは、F1フランスGPで導入されるアップデートには進歩を果たすことができるという“裏付け”があると語る。今季、ルノーF1チームは厳しいスタートを切っているが、シーズン序盤のエンジンの信頼問題によってパフォーマンスを抑えることが余儀なくされていた。
しかし、すでにエンジンの問題は修正が施されており、今月ポール・リカールで開催されるルノーの母国レースとなるフランスGPにはシャシーに大幅なアップデートが投入される。ルノーは、アップデートによってミッドフィールドでのポジションを確立できるようになると自信をみせているが、ダニエル・リカルドはそれは単なる希望的観測ではないと語る。「その背景には実体があるし、それを裏付けるデータもある。いくつか点でそれが実現するはずだ」とダニエル・リカルドはコメント。「でも、同時に先走りたくはない。中国の予選で7番手と8番手になった後、『これが僕たちがいる場所だ。ここから削っていこう』と言ってしまったようにはね」「それ以降、簡単ではなかった。でも、昨年ルノーが経験したよりも今年ミッドフィールドが拮抗しているのが実情だ」「多くのチームがステップアップを果たしている。だから、僕たちは彼らと一緒に走れない状態でスタートを切ってしまったんだと思う。彼らの前に出られることを期待している。でも、去年ほど簡単ではないのが現実だし、少し時間はかかるだろう」「でも、今もう少し方向性を示していると思うし、それはポジティブだ」ルノーF1チームのチームメイトであるニコ・ヒュルケンベルグは、マネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールが進歩を遂げられることに強気であることは励みになっているが、チームの進歩はコース上に出てみなければ判断できないと慎重な姿勢をみせる。「ポール・リカールはもうすぐだ。僕たちは懸命に働いているし、今後数戦でかなりの頻度で導入されるものがある」とニコ・ヒュルケンベルグはコメント。「彼がそのように感じているならば、それは心強いことであり、ポジティブなことだけど、僕としてはタイムシートでそれを見たい。ポールリカールで僕たちがどの位置にいるか見てみよう」
全文を読む