レッドブル・レーシングのダニエル・リカルドは、F1アメリカGPの決勝レースを早期にリタイアしなければならなかったことは“信じられないくらい苛立たしい”ことだったと語り、その怒りを彼の部屋の壁にぶつけた。ダニエル・リカルドは、オープニングラップでのセバスチャン・ベッテルとの接触を持ちこたえ、レース序盤に4番手を走行していた。しかし、9周目にマシンが突然シャットダウンし、ターン11にマシンを停めてレースをリタイアした。
レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナーは、ダニエル・リカルドが「拳で部屋の壁に穴をあけて怒りをぶつけていた」と Sky Sport に明かした。ダニエル・リカルドは、5月のF1モナコGPで優勝して以来、表彰台に上がっていない。その間、5度のリタイアを喫している。「レースを速い段階でリタイアするのは本当に苛立たしいし、現時点ではまったく運に恵まれていないように思う」とダニエル・リカルドはコメント。ただすべてのスイッチが切れた。シーズン序盤のバーレーンと起こった問題とほぼ同じように思える。無線で誰かとコミニュケーションを取ることすらできなかったし、バッテリーの故障だと思う」「レースがどのように展開したかを見て、さらに受け入れるのが難しくなっている。かなり面白いレースになっていただろうし、マックスにとっては素晴らしい午後だったからね。正直、それ以上言えることはない。今年は自分ではコントロールしようのないことが何度もあったけど、僕にはトライし続けることしかできない」レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、来年ダニエル・リカルドが移籍するルノーのパワーユニットに故障が多発していることを不憫に思うと述べた。「当然、彼は、来年の雇用主であるルノーと話をすることになるだろう。現時点で彼がレースでリタイアを続けることは非常に苛だたしいことだ」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「彼は決してチームを責めるようなことはしない。我々ができる限りのことをしていることをわかっているからだ。これは避けることができなかったことのひとつだった」「幸いなことに、我々には予備のコンポーネントが十分にあるので、メキシコで彼がペナルティを科されることはない」
全文を読む