2024年のF1世界選手権 第10戦 スペインGPのフリー走行3回目が6月22日(土)にバルセロナのカタルーニャ・サーキットで行われ、地元のカルロス・サインツJr.(スクーデリア・フェラーリ)がトップタイムをマークした。2番手にはランド・ノリス(マクラーレン)、3番手にはシャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)。4番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)までが0.1秒以内という接戦となっている。
土曜日のバルセロナは晴れ、気温27度、路面温度42度のドライコンディションンで60分間のFP3セッションがスタートした。実際、1991年にサーキット・デ・バルセロナ・カタルーニャで初めて開催された33回のグランプリのうち、なんと30回もの優勝者がグリッドのフロントロウからスタートしている。つまり、今日の午後に行われる予選が、これまで以上に重要な意味を持つことになる。予選にむけたワンラップ、決勝にむけたロングランの仕上げとなる最終プラクティス。ハース勢がソフトとハード、アストンマーティン勢がハードの皮むきを行った以外は、ソフトとミディアムでの走行となった。予選シミュレーションの最終結果が発表されたとき、全員がソフトタイヤを履いていたが、1分13秒013という素晴らしいタイムでトップに立ったのはカルロス・サインツJr.だった。2番手には0.030秒差でランド・ノリス、3番手には0.037秒差でシャルル・ルクレール。超接近戦が続き、現世界チャンピオンのマックス・フェルスタッペンは0.074秒差で4番手に終わり、トップ4ドライバーはわずか0.1秒差に留まった。5番手のジョージ・ラッセル(メルセデス)で0.151秒差。チームメイト、ルイス・ハミルトンは、さらにコンマ数秒後方。ターン5でアストンマーティンのランス・ストロールと奇妙なアクシデントに見舞われた。2台の車がエイペックスで車体をこすり合わせ、ハミルトンは「彼に気づかなかった。僕のミス」と認めた。チェッカーフラッグが振られた後、ドライバーたちがピットに戻る際にもホイールバンギングが発生した。ルクレールとノリスが接触し、ノリスは車の損傷を疑って不満を漏らした。今週末に持ち越された3グリッド降格ペナルティを科されるセルジオ・ペレス(レッドブル)が7番手、アレックス・アルボンとフェルナンド・アロンソは好調なセッションでウィリアムズとアストンマーティンをトップ10内に押し込んだ。オスカー・ピアストリはチームメイトのノリスのペースに追いつくことができず10番手。アルピーヌ勢のエステバン・オコンとピエール・ガスリーが11番手と12番手、13番手のニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)までがトップから1秒以内。バルテリ・ボッタス(ザウバー)、ケビン・マグヌッセン(ハース)が続いた。RBは、大規模なアップデートパッケージの理解に努め、ダニエル・リカルドと角田裕毅が16番手と18番手に入り、ストロールが割って入った。ザウバーの周冠宇とウィリアムズのローガン・サージェントが最後尾につけた。 この投稿をInstagramで見る FORMULA 1®(@f1)がシェアした投稿
全文を読む