2024年のF1世界選手権 第8戦 モナコGPのフリー走行1回目が5月24日(金)にモンテカルロ市街地コースで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップタイムを記録した。ハミルトンはソフトタイヤで1分12秒169をマーク。2番手には0.029秒差でオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、3番手には0.126秒差でジョージ・ラッセルが続き、メルセデスがトップ3に2台を入れた。
曇り空のモナコは気温20度、路面温度39度のドライコンディションで60分間のプラクティスセッションはスタート。ピレリは、タイトでツイスティなモンテカルロのストリートに最も軟らかいC3(ハード)、C4(ミディアム)、C5(ソフト)という3種類のタイヤを持ち込んでいる。1回目のセッションから多くのドライバーがバリアにタイヤのショルダーをこすりながら攻めた走りを披露。大きなクラッシュはなかったが、残り15分でコース上のデブリを撤去するために5分程度の赤旗中断となった。終盤にはにわか雨が降ったが、コースを濡らすまでには至らなかった。FP1では、各チームでプログラムが分かれ、ソフトタイヤを使用しないチームもいた。4番手のランド・ノリス(マクラーレン)はソフトでタイムを記録。マクラーレンは、今大会にアイルトン・セナの没後30年のオマージュとして、有名なイエロー、グリーン、ブルーのヘルメットにインスピレーションを受けた特別カラーリングで出場している。5番手のシャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)はミディアムタイヤでトップから0.228秒差。タイヤのパフォーマンス差を考えると、事実上のトップとも言えるパフォーマンスを披露した。チームメイトのカルロス・サインツJr.もミディアムでタイムを記録して10番手だった。6番手にはフェルナンド・アロンソ、7番手にランス・ストロールとアストンマーティン勢が本来の位置に戻ってきた。8番手には角田裕毅、9番手にはダニエル・リカルドとRB勢がアストンマーティンに続くパフォーマンスを披露。6番手のアロンソと角田のタイム差は0.1秒だ。レッドブル・レーシングはミディアムのみで走行。マックス・フェルスタッペンが11番手、セルジオ・ペレスが12番手とイニシャルのセットアップではやや迫力に欠けるパフォーマンス。ペレスはセッション終盤にウォールにぶつけてリアタイヤをパンクさせていた。ピエール・ガスリー(アルピーヌ)は、マシントラブルによって大部分をガレージで過ごしたが、囚虜間際にコース復帰を果たした。 この投稿をInstagramで見る FORMULA 1®(@f1)がシェアした投稿 2024年 F1モナコGP フリー走行1回目 順位・ラップタイム 順位Noドライバーチームタイムギャップ周回数 144ルイス・ハミルトンメルセデス1分12秒169 35 281オスカー・ピアストリマクラーレン1分12秒1980.02931 363ジョージ・ラッセルメルセデス1分12秒2950.12635 44ランド・ノリスマクラーレン1分12秒3960.22733 516シャルル・ルクレールフェラーリ1分12秒390.22833 614フェルナンド・アロンソアストンマーティン1分12秒7750.60626 718ランス・ストロールアストンマーティン1分12秒7890.62026 822角田裕毅RB1分12秒8750.70634 93ダニエル・リカルドRB1分12秒9010.73236 1055カルロス・サインツフェラーリ1分12秒9540.78535 111マックス・フェルスタッペンレッドブル1分12秒9840.81529 1211セルジオ・ペレスレッドブル1分13秒2291.06029 1377バルテリ・ボッタスザウバー1分13秒2481.07928 1420ケビン・マグヌッセンハース1分13秒3901.22133 1523アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分13秒4251.25634 1627ニコ・ヒュルケンベルグハース1分13秒5761.40734 172ローガン・サージェントウィリアムズ1分14秒1501.98136 1831エステバン・オコンアルピーヌ1分14秒1591.99033 1924周冠宇ザウバー1分14秒5702.40130 2010ピエール・ガスリーアルピーヌ1分15秒5743.40510
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