2023年F1第18戦カタールGPのスプリントが10月7日(土)にロサイル・インターナショナル・サーキットで行われ、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)が優勝。マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が、3回目のF1ワールドチャンピオンを獲得した。今大会は今シーズン4回目となるスプリントフォーマットで開催されており、土曜日にスプリントシュートアウト(予選)とスプリント(レース/19周)が行われた。
優勝はポールポジションからスタートしたオスカー・ピアストリ。セーフティカーのリスタートで一時2番手に順位を落としたが、ミディアムタイヤの選択が終盤に好走してリードを奪うとトップでチェッカー。スプリントではあるが、F1初ポールポジションに続き、F1初勝利を挙げた。初めてのロサイル・インターナショナル・サーキットでのルーキーの驚異的な結果と言える。2位にはマックス・フェルスタッペン。スタートで順位を落としたものの、徐々に順位を取り戻した。6位以上でタイトル確定という条件をクリアし、自身3度目となるF1ワールドチャンピオンを決めた。決勝前にタイトルを獲得したのは、ナイジェル・マンセルが金曜プラクティス中のクラッシュにより日本GPを棄権し、実質的にタイトルをネルソン・ピケに譲った1987年以来、35年ぶりとなる。3位はランド・ノリス(マクラーレン)。フェルスタッペンと同じくスタートで順位を落としたが、ミディアムタイヤで挽回した。4位はジョージ・ラッセル(メルセデス)。ソフトタイヤでスタートしたラッセルは1回目のセーフティカーのリスタートで首位に立ったが、タイヤに苦しむようになり、順位を落とした。5位はミディアムでスタートのルイス・ハミルトン(メルセデス)。ソフトタイヤでのスタートを選択した6位のカルロス・サインツ(フェラーリ)、7位のシャルル・ルクレール(フェラーリ)を終盤に抜き去った。8位のアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)もミディアムでのスタートが最終的に吉と出て、ファイナルラップで大きく順位を上げて、スプリントの最後の1ポイントを手にした。9位のフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、10位のピエール・ガスリー(アスピーヌ)はソフトでのスタートが凶と出て、ファイナルラップでアルボンに抜かれた。角田裕毅(アルファタウリ)はスタートで最後尾まで順位を下げ、リタイアしたドライバーとソフト勢がピットストップしたことで12位でレースをフィニッシュした。F1カタールGPのスプリントでは5台がリタイア。オープニングラップでは、リアム・ローソン(スクーデリア・アルファタウリ)がターン2でグラベルにコースアウトしてセーフティカーが導入。再開直後にはローガン・サージェント(ウィリアムズ)がターン9でコースアウトし、再びセーフティカーが導入された。さらに11周目にはエステバン・オコン(アルピーヌ)がセルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)が接触してダブルリタイア。3回目のセーフティカーが導入された。巻き込まれたニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)もリタイアとなった。※レース後、シャルル・ルクレールとランス・ストロール(アストンマーティン)に5秒ペナルティで順位が変動。2023年 F1カタールGP スプリントシュート 結果・タイム 順位NoドライバーチームGAPPIT 181オスカー・ピアストリマクラーレン   21マックス・フェルスタッペンレッドブル1.871  34ランド・ノリスマクラーレン8.497  463ジョージ・ラッセルメルセデス11.036  544ルイス・ハミルトンメルセデス17.314  655カルロス・サインツフェラーリ18.806  723アレクサンダー・アルボンウィリアムズ19.864  814フェルナンド・アロンソアストンマーティン21.180  910ピエール・ガスリーアルピーヌ21.742  1077バルテリ・ボッタスアルファロメオ22.208  1122角田裕毅アルファタウリ22.863  1216シャルル・ルクレールフェラーリ24.860  1320ケビン・マグヌッセンハース24.9701 1424周冠宇アルファロメオ26.8681 1518ランス・ストロールアストンマーティン29.523s1 DNF27ニコ・ヒュルケンベルグハース   DNF31エステバン・オコンアルピーヌ   DNF11セルジオ・ペレスレッドブル   DNF2ローガン・サージェントウィリアムズ   DNF40リアム・ローソンアルファタウリ  
全文を読む