2023年F1第16戦シンガポールGPのフリー走行3回目が9月16日(土)にシンガポール市街地コースで行われ、カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)がトップタイムをマークした。セッション前に雨が降ったことで、路面がリセットされたシンガポール市街地コース。だが、ドライコンディションで現地時間17時30分から60分間の最終プラクティスが実施された。
ナイトレースの大会では恒例となるが、予選・決勝と異なる日中に行われる最終プラクティスの序盤、路面温度に合わせてセッティングを合わることにはリスクであり、前日の作業の確認がメインとなり、タイヤも無駄に使用したくないため、周回数は少なくなる。しかし、終盤に路面温度が下がると各チームは予選にむけてソフトタイヤでアタックを開始していった。トップタイムは、スクーデリア・フェラーリのカルロス・サインツの1分32秒065。前日のFP2に続いてのトップタイムで、モンツァでのポールポジションの勢いをキープしている。チームメイトのシャルル・ルクレールは0.316秒差の5番手だったが、ポールポジション争いには絡んでくるはずだ。2番手はメルセデスの0.069秒差でジョージ・ラッセル。チームメイトのルイス・ハミルトンも6番手につけており、メルセデスは前日の好調さを維持。メルセデスは、ウィリアムズ、ハースとともにFP3ではソフトのみを使用。抜きにくいシンガポール市街地コースのグリッドポジションに重点を置いているようだ。3番手はマクラーレンのランド・ノリス。トップとの差は0.238秒。最終形態のアップグレードが投入されたMCL60で競争力をみせている。チームメイトのオスカー・ピアストリは、フルアップグレードは入っていないものの、初めてのサーキットで7番手につけた。4番手はレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン。ギアシフトに問題を抱えており、特にアップシフトでのラグを報告。セッション終盤まで修正を試みたが、ややスムーズにはなったものの、アップシフト、ダウンシフトともにまだひっかかりがあり、ホイールスピンの発生も報告している。予選までにどこまで修正できるかがカギとなる。チームメイトのセルジオ・ペレスは8番手と、現時点でレッドブル・レーシングは4番手のチームに甘んじている。9番手にニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)を挟んで、10番手にはスクーデリア・アルファタウリの角田裕毅が入った。チームメイトのリアム・ローソンは16番手だった。今回、アルファタウリは、レッドブルの空力哲学に寄せた大幅なアップグレードパッケージを投入しており、角田裕毅はQ3進出を目標にできるかもしれない。ただし、後ろにはハースの1台、アストンマーティンの2台、アルピーヌの2台がおり、コンマ5秒以内にひいめいており、アルファロメオやウィリアムズの一発の速さも侮れない。シンガポールグランプリ 予選は、この後22時(現地時間21時)から行われる。2023年 F1シンガポールGP フリー走行3回目 結果・タイム 順位NoドライバーチームタイムGAPLAP 155カルロス・サインツフェラーリ1分32秒065 23 263ジョージ・ラッセルメルセデス1分32秒1340.06920 34ランド・ノリスマクラーレン1分32秒3030.23817 41マックス・フェルスタッペンレッドブル1分32秒3780.31321 516シャルル・ルクレールフェラーリ1分32秒3810.31625 644ルイス・ハミルトンメルセデス1分32秒5350.47018 781オスカー・ピアストリマクラーレン1分32秒7300.66518 811セルジオ・ペレスレッドブル1分32秒7840.71920 927ニコ・ヒュルケンベルグハース1分32秒8960.83118 1022角田裕毅アルファタウリ1分32秒9450.88018 1120ケビン・マグヌッセンハース1分32秒9700.90516 1231エステバン・オコンアルピーヌ1分32秒9790.91419 1314フェルナンド・アロンソアストンマーティン1分33秒0510.98619 1418ランス・ストロールアストンマーティン1分33秒1261.06123 1510ピエール・ガスリーアルピーヌ1分33秒3511.28619 1640リアム・ローソンアルファタウリ1分33秒3571.29219 1723アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分33秒3701.30515 1877バルテリ・ボッタスアルファロメオ1分33秒5401.47526 1924周冠宇アルファロメオ1分33秒6371.57224 202ローガン・サージェントウィリアムズ1分33秒7081.64316
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