2023年F1第15戦イタリアGPの予選が9月2日(土)にモンツァ・サーキットで行われ、カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)がポールポジションを獲得した。カルロス・サインツは、2番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)を0.013秒の僅差で抑え、昨年のアメリカGP以来となる自身4度目のポールポジションを獲得。チームメイトのシャルル・ルクレールも3番手に続き、ティフォシの前でトップ3インタビューに応じ、感極まった表情をみせた。
今大会ではATAルールが試行されており、Q1はハードタイヤの使用が義務付けられる。熱の入りにくいタイヤであるとともに、決勝でも使用されることもあり、上位争いを展開するチームには新品を残すことも重要となった。例年、トウを得るために最終コーナーでの駆け引きで渋滞が発生することもあり、今大会では特別措置としてセーフティカーライン2からセーフティカーライン2の間の最小ラップタイムが1分41秒に設定。そのおかげもあって、昨年のように最終コーナーでマシンが停止するほど減速するドライバーは現れなかったが、Q1でサインツとルクレールが最小タイムを違反。だが、ペナルティは科されなず、お咎めなしとなった。4番手にはジョージ・ラッセル(メルセデス)。セルジオ・ペレス(レッドブル)はチームメイトから0.381秒差の5番手に沈み、再び予選の弱さを露呈させた。6番手には好調アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)がペレスに0.072秒差に迫った。オスカー・ピアストリは、チームメイトのランド・ノリスを上回り、7番グリッドを獲得。ルイス・ハミルトン(メルセデス)がマクラーレン勢に割って入った。フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)が10番手に沈んだ。11番手は角田裕毅(アルファタウリ)。Q3進出を0.013秒差で惜しくも逃した。チームメイトのリアム・ローソンは2戦目にしてQ2初進出を果たし、角田から0.164秒差の12番手だった。ピエール・ガスリーとエステバン・オコンのアルピーヌ勢は揃ってQ1敗退と厳しい展開。前日にタイムを記録できなかったランス・ストロール(アストンマーティン)が最下位だった。F1イタリアGP 決勝は、9月3日(日)の22時(現地時間15時)からフォーメーションラップが行われる。2023年 F1イタリアGP 予選 結果・タイム 順位NoドライバーチームQ1Q2Q3 155カルロス・サインツフェラーリ1分21秒9651分20秒9911分20秒294 21マックス・フェルスタッペンレッドブル1分21秒5731分20秒9371分20秒307 316シャルル・ルクレールフェラーリ1分21秒7881分20秒9771分20秒361 463ジョージ・ラッセルメルセデス1分22秒1481分21秒3821分20秒671 511セルジオ・ペレスレッドブル1分21秒9111分21秒2401分20秒688 623アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分21秒6611分21秒2721分20秒760 781オスカー・ピアストリマクラーレン1分22秒1061分21秒5271分20秒785 844ルイス・ハミルトンメルセデス1分21秒9771分21秒3691分20秒820 94ランド・ノリスマクラーレン1分21秒9951分21秒5811分20秒979 1014フェルナンド・アロンソアストンマーティン1分22秒0431分21秒5431分21秒417 1122角田裕毅アルファタウリ1分21秒8521分21秒594  1240リアム・ローソンアルファタウリ1分22秒1121分21秒758  1327ニコ・ヒュルケンベルグハース1分22秒3431分21秒776  1477バルテリ・ボッタスアルファロメオ1分22秒2491分21秒940  152ローガン・サージェントウィリアムズ1分21秒9301分21秒944  1624周冠宇アルファロメオ1分22秒390   1710ピエール・ガスリーアルピーヌ1分22秒545   1831エステバン・オコンアルピーヌ1分22秒548   1920ケビン・マグヌッセンハース1分22秒592   2018ランス・ストロールアストンマーティン1分22秒860  
全文を読む