2023年F1第12戦ハンガリーGPのフリー走行1回目が7月21日(金)にハンガロリンクで行われ、雨と赤旗によって中断されたセッションでジョージ・ラッセル(メルセデス)がタイムシートトップに立ったセッションが始まってからわずか数分後、セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)がタイヤを芝生に落としてターン5のバリアに突っ込み、アップグレードされたRB19に大きなダメージを与え、FP2に向けてメカニックたちにクルマの修理に数時間の多忙を与えた。
最近の好調ぶりを好転させようと必死に努力しているペレスにとって、週末は最悪のスタートとなった。アルファタウリからF1グリッドに復帰したダニエル・リカルドがレッドブルのペレスのシートを狙っていることもあり、プレッシャーのかかるメキシコ人ドライバーは今週末さらに注目を集めることになりそうだ。レッドブル・レーシングのF1チーム代表であるクリスチャン・ホーナーはペレスのクラッシュがチームにとって「フラストレーション」だったと認めた。また、カルロス・サインツもターン3でフェラーリをスピンさせてバリアに追突するクラッシュを喫し、このセッション2回目の赤旗が提示された。ペレスとは異なり、サインツは大勢のマーシャルが駆けつけ、セッションに復帰することができた。 ラッセルは終盤にマクラーレンのオスカル・ピアストリとファステストラップを更新しあい、タイムシートのトップに立った。ラッセルはピアストリに0.359秒差をつけ、アストンマーティンのランス・ストロールが1秒以上離されて3位。4番手にはランド・ノリスが入り、フェルナンド・アロンソ、バルテリ・ボッタス、シャルル・ルクレール、周冠宇が続いた。ローガン・サージェントが9番手、ニコ・ヒュルケンベルグが10番手でハースのチームメイトのケビン・マグヌッセン、角田裕毅(アルファタウリ)が続いた。ルイス・ハミルトン、ワールドチャンピオンのマックス・フェルスタッペン、復帰したリカルドなど7人のドライバーがラップタイムを記録しなかった。2023年 F1ハンガリーGP フリー走行1回目 結果・タイム 順位Noドライバーチームタイムギャップ周回163ジョージ・ラッセルメルセデス1分38秒798 13281オスカー・ピアストリマクラーレン1分39秒1540.35914318ランス・ストロールアストンマーティン1分40秒0131.2181044ランド・ノリスマクラーレン1分40秒2771.48213514フェルナンド・アロンソアストンマーティン1分40秒6871.8928677バルテリ・ボッタスアルファロメオ1分41秒0322.23714716シャルル・ルクレールフェラーリ1分41秒1422.34712824周冠宇アルファロメオ1分41秒3632.658992ローガン・サージェントウィリアムズ1分41秒4162.621151027ニコ・ヒュルケンベルグハース1分42秒7063.911121120ケビン・マグヌッセンハース1分42秒9064.111141222角田裕毅アルファタウリ1分45秒5756.78071323アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分47秒4078.60819143ダニエル・リカルドアルファタウリ 71555カルロス・サインツフェラーリ 61611セルジオ・ペレスレッドブル 21731エステバン・オコンアルピーヌ 41810ピエール・ガスリーアルピーヌ 3191マックス・フェルスタッペンレッドブル 42044ルイス・ハミルトンメルセデス 3