2021年 F1アブダビGPのフリー走行2回目が12月10日(金)にヤス・マリーナ・サーキットで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップタイムを記録した。トワイライトレースとして開催されるF1アブダビGPは、予選・決勝と同じ現地時間17時から行われるフリー走行2回目がセットアップを見極める上で重要なセッションとなる。
気温25.5度、路面温度31.2度とFP1よりも低い路面温度で60分間のセッションはスタート。セッション中に日没を迎え、照明に照らされたサーキットで走行は行われた。FP2は、大部分のドライバーがミディアムタイヤで走行を開始し、開始から30分付近でソフトタイヤでシングルラップのアタックを実施。中間地点でトップタイムを記録したのはエステバン・オコン(アルピーヌ)で1分24秒023。0.049秒差でバルテリ・ボッタス(メルセデス)、3番手にはルイス・ハミルトン(メルセデス)、4番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)という流れ。ボッタスは序盤にウォールにヒットしたが、幸いにも続行できた。ここでロングランに移行するというのが通常の流れだが、ルイス・ハミルトンは再びショートランを実施し、1分23秒台の圧倒的なタイムをマークしてトップに立つ。レイアウトが改修されたとは言え、オーバーテイクが難しかったサーキットで予選に重点を置いている可能性がある。路面温度が30度を切ったところで多くのマシンがロングランを実施。メルセデス勢がミディアムでロングランを行うなか、マックス・フェルスタッペンはソフトで実施。スタートタイヤの見極めもしているようだ。ペレスは1分28秒台でメルセデスと互角。フェルスタッペンの重要ななかでソフトタイヤの持ちはいいようだ。その後、フェルスタッペンもミディアムに交換。ロングランではメルセデスとレッドブル・ホンダは互角のようだ。フリー走行2回目のトップタイムを記録したのはルイス・ハミルトンでタイムは1分23秒681。2番手のエステバン・オコンに0.343秒差、3番手のバルテリ・ボッタスに0.392秒差と圧倒的な速さをみせた。マックス・フェルスタッペンは、ハミルトンから0.641秒差の4番手。ハミルトンのように2回目のアタックは実施しなかったが、ショートランではメルセデスに分がありそうだ。チームメイトのセルジオ・ペレスが0.068秒差で5番手。6番手にはフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)が入り、2番手のオコンとともに速さをみせた。アルファタウリ・ホンダF1は、角田裕毅が7番手、ピエール・ガスリーはフェラーリの2台の後ろの10番手とやや低調なパフォーマンスに終始した。チェッカー後、キミ・ライコネン(アルファロメオ)がターン14でウォールにクラッシュ。派手な事故に見えたが、ライコネンは自力でマシンを降りた。F1アブダビGP フリー走行3回目は、明日11日の19時から行われる。2021年 最終戦 F1アブダビGP フリー走行2回目 結果・タイム 順位NoドライバーチームタイムGAPLAPS144ルイス・ハミルトンメルセデス1分23秒691 26231エステバン・オコンアルピーヌ1分24秒0340.34329377バルテリ・ボッタスメルセデス1分24秒0830.39229433マックス・フェルスタッペンレッドブル・ホンダ1分24秒3320.64125511セルジオ・ペレスレッドブル・ホンダ1分24秒4000.70926614フェルナンド・アロンソアルピーヌ1分24秒4950.80427722角田裕毅アルファタウリ・ホンダ1分24秒5320.84126816シャルル・ルクレールフェラーリ1分24秒5570.86629955カルロス・サインツフェラーリ1分24秒8441.153291010ピエール・ガスリーアルファタウリ・ホンダ1分24秒9401.24827113ダニエル・リカルドマクラーレン1分24秒9591.268261299アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ1分25秒1081.41727134ランド・ノリスマクラーレン1分25秒1531.46227145セバスチャン・ベッテルアストンマーティン1分25秒1951.504271518ランス・ストロールアストンマーティン1分25秒3851.68426167キミ・ライコネンアルファロメオ1分25秒4401.749231763ジョージ・ラッセルウィリアムズ1分25秒5491.85829186ニコラス・ラティフィウィリアムズ1分25秒6871.996221947ミック・シューマッハハース1分25秒7842.09327209ニキータ・マゼピンハース1分26秒3362.64326
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