2021年 F1カタールGPのフリー走行3回目が11月20日(土)にロサイル・インターナショナル・サーキットで行われ、メルセデスF1のバルテリ・ボッタスがトップタイムを記録した。土曜日のドーハも晴れ。気温27.5度、路面温度38.4度のドライコンディションで60分間のセッションはスタート。開始直後、ニキータ・マゼピン(ハース)がピットレーンからコースに出た直後にエンジントラブルによってストップ。いきなり赤旗中断となる。
F1カタールGPは予選と決勝が日没後の夕方5時から開催されるトワイライトレースのため、FP3が行われる日中の代表的なコンディションではないが、初開催ということもあり、20分が経過する頃には多くのマシンがコースに出る。タイヤがミディアムもしくはソフトを装着している。前日、DRSのフラップが大きく振動するトラブルに見舞われたレッドブル・ホンダはセッション開始後もリアウイングに作業を施していたが、25分が経過した頃にコースに出たマックス・フェルスタッペンのフラップはまだわずかに動いている。ドラッグを軽減するためのデバイスだが、振動があると効果を100%発揮できない。予選前のセッションではあるが、ピエール・ガスリーやシャルル・ルクレールなど派手にスピンを喫するドライバー、ターン15の縁石でフロントウイングやフロアを打ちつけるドライバーも目立った。また、全員に全コーナーと発表されていたトラックリミットは、ターン2・7・16の3つのコーナーへと変更になった。フリー走行3回目のトップタイムはバルテリ・ボッタスの1分22秒310。チームメイトのルイス・ハミルトンが0.078秒の僅差で2番手に続き、メルセデスF1は盤石の1-2で予選前のセッションを終えた。3番手はレッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペン。トップとの差は0.341秒と厳しい状況。リアウイングのDRSフラップに問題に時間を費やしており、予選までにセットアップを仕上げられるか懸念が残る。チームメイトのセルジオ・ペレスは5番手だった。レッドブル・ホンダF1の2台に割って入って4番手タイムを記録したのは、好調アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリー。6番手のカルロス・サインツ(フェラーリ)に0.213秒差をつけた。チームメイトの角田裕毅もガスリーから0.732秒差ではあるが10番手タイムを記録し、ホンダF1エンジンは全4台がトップ10入りした。開始直後にストップしたニキータ・マゼピンはこのセッションを走れず。FP2もシャシー交換によって走行できておらず、わずか1時間の走行で予選に挑むことになる。現時点ではメルセデスF1が優勢。注目の予選はこの後23時から行われる。 この投稿をInstagramで見る FORMULA 1®(@f1)がシェアした投稿 2021年 第20戦 F1カタールGP フリー走行3回目 結果・タイム順位NoドライバーチームタイムGAPLAPS177バルテリ・ボッタスメルセデス1分22秒310 17244ルイス・ハミルトンメルセデス1分22秒3880.07816333マックス・フェルスタッペンレッドブル・ホンダ1分22秒6510.34110410ピエール・ガスリーアルファタウリ・ホンダ1分22秒8350.52517511セルジオ・ペレスレッドブル・ホンダ1分22秒8460.53614655カルロス・サインツフェラーリ1分23秒0480.7381773フェルナンド・アロンソアルピーヌ1分23秒1860.87613831エステバン・オコンアルピーヌ1分23秒2090.89918916シャルル・ルクレールフェラーリ1分23秒2760.966171014角田裕毅アルファタウリ・ホンダ1分23秒5671.25720116ダニエル・リカルドマクラーレン1分23秒7111.40114125セバスチャン・ベッテルアストンマーティン1分23秒8841.57417134ランド・ノリスマクラーレン1分23秒8951.585161463ジョージ・ラッセルウィリアムズ1分23秒9231.613171518ランス・ストロールアストンマーティン1分24秒1541.84417167キミ・ライコネンアルファロメオ1分24秒2461.935191722ニコラス・ラティフィウィリアムズ1分24秒4491.978171847ミック・シューマッハハース1分24秒6802.189151999アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ1分24秒6902.37020209ニキータ・マゼピンハース  1
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