2021年 F1ブラジルGPの予選が11月12日(金)にサンパウロのインテルラゴス・サーキットで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が土曜日のスプリント予選の1番グリッドを獲得した。今季3回目のレース形式の『スプリント予選』が実施されるF1ブラジルGP。本来ならフリー走行2回目が行われる枠で土曜日のスプリント予選のスターティンググリッドを決めるQ1~Q3のエリミネーション形式での『予選』が行われた。
スプリント予選のフォーマットでの金曜予選は、通常の予選とは異なり、全員がソフトコンパウンドのタイヤを使用しなければならない。したがって、Q2で使用したタイヤが決勝スタートタイヤとなるルールは適用されず、スプリント予選と決勝では自由にスタートタイヤを選ぶことができる。雨の予報もあった金曜日だが、現地時間16時に気温15.8度、路面温度25.7度のドライコンディションで予選セッションはスタートした。『ポールポジション』という称号はスプリント予選の勝者に与えられるため、『予選』で最速タイムを出したドライバーのスタッツに追加されることはないが、メルセデスのルイス・ハミルトンが、唯一の1分7秒台となる1分07秒937をマークして、スプリント予選の1番グリッドを獲得した。ハミルトンはこの日、新品のエンジンを投入。5グリッド降格が適用されるのは決勝であり、スプリント予選でトップ3に与えるポイントを狙いに行く。2番手はレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。0.438秒差がついたが、ハミルトンは新品エンジンのため、ある意味開き直りが感じられた。3番手タイムはバルテリ・ボッタス(メルセデス)、4番手タイムはセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)が記録。メルセデスが奇数列、レッドブル・ホンダが偶数列と上位2列に縦に並んでスプリント予選をスタートする。5番グリッドにはピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)。今週末もコンストラクターズ選手権で3位にいるフェラーリ勢、4位にいるマクラーレン勢を上回るパフォーマンスを見せた。角田裕毅は、初走行となるインテルラゴス・サーキットで13番手タイムをマーク。これまではQ2で他のドライバーがミディアムを履く中、ソフトでQ3進出を決めてきた角田だが、この日は全員がソフトでのアタックのため、タイヤ戦略で差をつけることはできなかった。F1ブラジルのフリー走行2回目は明日13日(土)の日本時間24時から行われる。2021年 第19戦 F1ブラジルGP 予選 結果・タイム順位NoドライバーチームQ1Q2Q3144ルイス・ハミルトンメルセデス1分08秒7331分08秒0681分07秒937233マックス・フェルスタッペンレッドブル・ホンダ1分09秒3291分08秒4991分08秒372377バルテリ・ボッタスメルセデス1分09秒0401分08秒4261分08秒469411セルジオ・ペレスレッドブル・ホンダ1分09秒1721分08秒9731分08秒483510ピエール・ガスリーアルファタウリ・ホンダ1分09秒3471分08秒9031分08秒777655カルロス・サインツフェラーリ1分09秒0461分09秒0311分08秒826716シャルル・ルクレールフェラーリ1分09秒1551分08秒8591分08秒96084ランド・ノリスマクラーレン1分09秒3651分09秒0301分08秒98096ダニエル・リカルドマクラーレン1分09秒3741分09秒0931分09秒039103フェルナンド・アロンソアルピーヌ1分09秒3911分09秒1371分09秒1131131エステバン・オコンアルピーヌ1分09秒4301分09秒189 125セバスチャン・ベッテルアストンマーティン1分09秒4511分09秒399 1314角田裕毅アルファタウリ・ホンダ1分09秒3501分09秒483 147キミ・ライコネンアルファロメオ1分09秒5981分09秒503 1599アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ1分09秒3421分10秒227 1618ランス・ストロールアストンマーティン1分09秒663  1722ニコラス・ラティフィウィリアムズ1分09秒897  1863ジョージ・ラッセルウィリアムズ1分09秒953  1947ミック・シューマッハハース1分10秒329  209ニキータ・マゼピンハース1分10秒589  
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