2021年 F1ブラジルGPが11月12日(金)にサンパウロのインテルラゴス・サーキットで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップタイムを記録した。今大会では、シルバーストーン、モンツァに続き、3回目目のスプリント予選フォーマットで開催され、金曜日の午後に行われる予選でマシンはパルクフェルメ状態となる。そのためFP1の60分間でシャシーとパワーユニットのセッティングをいかに調整を詰められるかが鍵になる。
初日のサンパウロの天候は曇り。気温18.2度、路面温度37.3度、湿度77.2%のドライコンディションで60分間のFP1セッションをスタート。降水確率は60%と高く、途中で小雨も降ったが、最後までドライタイヤでセッションは行われた。ピレリは、2019年よりも1段階柔らかいC2(ハード)、C3(ミディアム)、C4(ソフト)をノミネート。ハース×2、ミディアム×4、ソフト×6という配分となる。序盤は全ドライバーがミディアムもしくはハードで走行。貨物の到着の遅れによって忙しく準備したマシンのイニシャルセットアップを確認した。30分を経過したあたりからレッドブル・ホンダの2台がソフトでの走行を開始。続いてメルセデスもソフトに交換し、いくつかのチームが続いた。フリー走行1回目のトップタイムを記録したのはメルセデスのルイス・ハミルトン。31周を走行して1分09秒050をマークした。ハミルトンは5基目のエンジン投入で5グリッド降格ペナルティが確定している。2番手にはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。トップとは0.367秒差がついたが、メルセデスとは異なり、比較的早い段階でタイムを出した後はロングランに移行していた。3番手にはチームメイトのセルジオ・ペレスが0.075秒の僅差で続き、4番手にはバルテリ・ボッタス(メルセデス)とメルセデスとレッドブルがトップ4を占めた。5番手はアルファタウリ・ホンダの好調ピエール・ガスリー。最後の最後でソフトタイヤで1分09秒880をマーク。ガスリーまでが1分09秒台。6番手のカルロス・サインツ(フェラーリ)には0.243秒差をつけた。インテルラゴス初走行となる角田裕毅は33周を走行して11番手につけた。アルピーヌの2台、マクラーレンの2台はFP1でソフトタイヤを使用しなかった。スプリント予選のフォーマットで行われるF1ブラジルGPは、このあと午前4時から予選が行われる。2021年 第19戦 F1ブラジルGP フリー走行1回目 結果・タイム 順位NoドライバーチームタイムGAPLAPS144ルイス・ハミルトンメルセデス1分09秒050 31233マックス・フェルスタッペンレッドブル・ホンダ1分09秒4170.36722311セルジオ・ペレスレッドブル・ホンダ1分09秒4920.44228477バルテリ・ボッタスメルセデス1分09秒5670.51730510ピエール・ガスリーアルファタウリ・ホンダ1分09秒8800.83032655カルロス・サインツフェラーリ1分10秒1241.07431716シャルル・ルクレールフェラーリ1分10秒1421.09232831エステバン・オコンアルピーヌ1分10秒1451.0952793フェルナンド・アロンソアルピーヌ1分10秒2011.151261018ランス・ストロールアストンマーティン1分10秒3521.302271114角田裕毅アルファタウリ・ホンダ1分10秒3741.32433125セバスチャン・ベッテルアストンマーティン1分10秒4131.36328137キミ・ライコネンアルファロメオ1分10秒4431.393311499アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ1分10秒5871.53731154ランド・ノリスマクラーレン1分10秒6101.560271647ミック・シューマッハハース1分10秒7451.835271722ニコラス・ラティフィウィリアムズ1分10秒9021.852231863ジョージ・ラッセルウィリアムズ1分10秒9381.88824196ダニエル・リカルドマクラーレン1分10秒9901.94025209ニキータ・マゼピンハース1分10秒3422.29226