2021年 F1イタリアGPのスプリント予選が9月11日(土)にモンツァサーキットで行われ、バルテリ・ボッタス(メルセデス)が勝利。2番手にマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が続いた。今大会ではF1イギリスGPに続いて2回目の『スプリント予選』が行われ、レース形式での予選が実施された。日曜の『レース』はすでに存在しているので、“スプリントレース”とは呼ばず、『スプリント予選』の呼称となる。
レース距離は100㎞が目安となり、今回のモンツァサーキットでは18周に規定された。この順位が日曜日の決勝のスターティンググリッドとなる。ポイントの付与対象でもあり、1位が3ポイント、2位が2ポイント、3位が1ポイントを獲得する。日曜のレースは通常通りの進行で、スプリント予選で決まったグリッドでスタートするため、土曜日の勝者が『ポールポジション』獲得として記録される。土曜日のモンツァの天候は晴れ、気温28.1度、路面温度43.3度でスプリント予選のスタートが切られた。優勝は、1番グリッドからスタートしたバルテリ・ボッタス。勝利によって記録上はF1イタリアGPのポールポジションに記録されて3ポイントが付与されるが、パワーユニット降格によって決勝では最後尾スタートが決定している。代わって、決勝をポールポジションからスタートするのは、2位でフィニッシュしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。2ポイントが付与される。フロントローには、3位でフィニッシュしたダニエル・リカルド(マクラーレン)が並ぶ。トップ3フィニッシャーには、東京オリンピックの陸上競技のメダリストからメダルが授与された。4位はランド・ノリス(マクラーレン)。そして、5位はルイス・ハミルトン(メルセデス)。2番グリッドのハミルトンだったが、スタートで失速して6番手まで後退。オープニングラップでピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)がリタイアしたことで5位でレースを終えた。レース前にメルセデスはチームオーダーの可能性も示唆していたが、杞憂に終わった。6位にはシャルル・ルクレール、7位にはFP2でクラッシュを喫していたカルロス・サインツとフェラーリ勢が続いた。ホンダF1エンジン勢は、セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)が9位。角田裕毅はオープニングラップでのロバート・クビサ(アルファロメオ)との接触でフロントウイングを破損して交換を余儀なくされたが、16位でレースを終えた。ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)は、オープニングラップでダニエル・リカルドのリアタイヤにフロントウイングを接触させ、ウイングがマシンの下に入りこんで制御不能となり、バリアにクラッシュ。このリタイアでセーフティカーが導入された。2021年 F1イタリアGPの決勝は9月12日(日)の日本時間22時からフォーメーションラップが行われる。2021年 第14戦 F1イタリアGP スプリント予選 結果・タイム 順位NoドライバーチームGAPINTPIT 177バルテリ・ボッタスメルセデスLAP180 233マックス・フェルスタッペンレッドブル・ホンダ2.3252.3250 33ダニエル・リカルドマクラーレン14.53412.2090 44ランド・ノリスマクラーレン18.8354.3010 544ルイス・ハミルトンメルセデス20.0111.1760 616シャルル・ルクレールフェラーリ23.4423.4310 755カルロス・サインツフェラーリ27.9524.5100 899アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ31.0893.1370 911セルジオ・ペレスレッドブル・ホンダ31.6800.5910 1018ランス・ストロールアストンマーティン38.6716.9910 1114フェルナンド・アロンソアルピーヌ39.7851.1240 125セバスチャン・ベッテルアストンマーティン41.1771.3820 1331エステバン・オコンアルピーヌ43.3732.1960 146ニコラス・ラティフィウィリアムズ45.9772.6040 1563ジョージ・ラッセルウィリアムズ46.8210.8440 1626角田裕毅アルファタウリ・ホンダ49.9773.1561 179ニキータ・マゼピンハース62.59912.6220 1888ロバート・クビサアルファロメオ65.0962.4970 1947ミック・シューマッハハース66.1541.0580 DNF10ピエール・ガスリーアルファタウリ・ホンダ 0