2021年 第13戦 F1オランダGPのフリー走行3回目が9月4日(土)にザントフォールトで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がトップタイムを記録した。36年ぶりのカレンダー復帰で、ドライバーがF1マシンで走行したことがない新ザントフォールドだが、初日はFP1の30分以上の中断を含む、3回の赤旗が提示され、多くの走行時間が失われることになった。
土曜日のザントフォールトも晴れ。気温16.9度、路面温度26.5度のドライコンディションで60分間のFP3セッションはスタート。セッション前にアルファロメオのキミ・ライコネンが新型コロナウイルスに感染したことが発表され、代役としてロバート・クビサが参戦することが発表された。ライコネンは無症状だといいホテルで隔離されている。前日のFP2を3周しか走れなかったルイス・ハミルトン、メルセデスのチームメイトのバルテリ・ボッタス、ミック・シューマッハ(ハース)、ロバート・クビサがソフト、それ以外はミディアムで走行を開始する。20分が経過した頃、カルロス・サインツ(フェラーリ)がバンクのついているターン3のバリアにクラッシュ。赤旗中断となる。この日もセッションは中断されることになった。マックス・フェルスタッペンは(レッドブル・ホンダ)はまだコースに出ていない。10分程度の中断の後、セッションは再開。マックス・フェルスタッペンもミディアムでコースインしてトップタイムを記録。他チームも30分のこの段階でソフトタイヤでショートラップを実施し、ロングランはあまり行わず、スタート位置が重要になる予選にむけてマシンを仕上げていった。F1オランダGP フリー走行3回目のトップタイムを記録したのはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。残り10分にソフトタイヤを装着してコースに出ると、全てのセクターでベストタイムをマーク。最後のバンクではちょうどチームメイトのセルジオ・ペレスのスリップストリームに入るというおまけもつき、唯一の1分9秒台となる1分09秒623をマーク。2番手のバルテリ・ボッタスに0.556秒、3番手のルイス・ハミルトンに0.794秒の大差をつけた。チームメイトのセルジオ・ペレスは4番手。タイムシートの順位では上位だが、フェルスタッペンとの差は0.903秒差、3番手のルイス・ハミルトンとも0.109秒差ともう少しスピードが必要かもしれない。5番手にはフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、6番手にはランド・ノリス(マクラーレン)、7番手にランス・ストロール、8番手にセバスチャン・ベッテルのアストンマーティン勢、9番手にシャルル・ルクレール(フェラーリ)が続き、混戦のミッドフィールドでピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)はやや苦戦。チームメイトの角田裕毅も17番手に沈んだ。F1オランダGPの予選は、この後22時(現地時間15時)から行われる。2021年 第13戦 F1オランダGP フリー走行3回目 結果・タイム順位NoドライバーチームタイムGAPLAPS133マックス・フェルスタッペンレッドブル・ホンダ1分09秒623 13277バルテリ・ボッタスメルセデス1分10秒1790.55617344ルイス・ハミルトンメルセデス1分10秒4170.79422411セルジオ・ペレスレッドブル・ホンダ1分10秒5260.90320514フェルナンド・アロンソアルピーヌ1分10秒6701.0471664ランド・ノリスマクラーレン1分10秒7811.15819718ランス・ストロールアストンマーティン1分10秒8421.2191985セバスチャン・ベッテルアストンマーティン1分10秒8721.24920916シャルル・ルクレールフェラーリ1分10秒8961.273201010ピエール・ガスリーアルファタウリ・ホンダ1分11秒0051.38221113ダニエル・リカルドマクラーレン1分11秒0131.39019126ニコラス・ラティフィウィリアムズ1分11秒0831.460191331エステバン・オコンアルピーヌ1分11秒1801.557231463ジョージ・ラッセルウィリアムズ1分11秒2741.651201599アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ1分11秒2991.676201655カルロス・サインツフェラーリ1分11秒9402.31751726角田裕毅アルファタウリ・ホンダ1分11秒9802.35729189ニキータ・マゼピンハース1分12秒1362.513231988ロバート・クビサアルファロメオ1分12秒1622.539282047ミック・シューマッハハース1分12秒3662.74320
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