2021年 F1世界選手権 第8戦 F1シュタイアーマルクGPのフリー走行1回目が6月25日(金)にオーストリアのレッドブル・リンクで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がトップタイムを記録した。新型コロナウイルスの継続的な影響により、当初第7戦として予定されていたカナダ/トルコGPの中止が決定。それに伴い、フランスGPが1週間前倒しとなり、そのスペースにF1シュタイアーマルクGPが組み込まれ、レッドブルリンクでの2連戦が決定した。
グランプリは“その国(地域)で最高峰のレース”を表す言葉であり、原則として同じ名前を使いまわすことができない。そのため、サーキットが位置するシュタイアーマルク州の名を冠し『シュタイアーマルクGP』という名称となった。舞台となるレッドブルリンクは、その名の通り、レッドブルが所有するサーキット。かつてグランプリを開催していたA1リンクをレッドブルが改修した。美しい山間部にある2本のメインストレートと大半が鋭いコーナーで構成されるレッドブルリンクは、異彩を放つ特性を持ったサーキット。丘陵地帯のため、高低差が大きく、ストレートにはいずれもうねりが施されている。また、急な上り坂や、ストレートも多いため、パワー依存が最も大きいサーキットでもある。初日の天候は晴れ。気温23,4度、路面温度46.2度のドライコンディションで60分間のセッションはスタート。今回、ピレリは、C2(ハード/ホワイト)、C3(ミディアム/イエロー)、C4(ソフト/レッド)という前戦フランスGPと同じレンジの中間のコンパウンドを配分している。走り始めからホンダF1勢は好調。ミディアムタイムでの走行でマックス・フェルスタッペン、ピエール・ガスリー、セルジオ・ペレス、角田裕毅とトップ4をホンダF1エンジン勢が占める形で序盤の走行は行われた。30分に近づいてから、各マシンはソフトタイヤに履き替えてショートラップを実施。フェルスタッペンとガスリーにメルセデスの2台が続く。角田裕毅もその後ろの5番手につけている。その後、各チームは両ドライバーでタイヤを分けながらロングランに移行した。F1シュタイアーマルクGP フリー走行1回目のトップタイムを記録したのはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。1分05秒910をマークした。2番手には0.256秒差でアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが続き、ホンダF1エンジンがワンツー。角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は0.231秒差の5番手、セルジオ・ペレスだけがやや勢いがなく、0.786秒差の13番手でセッションを終えた。3番手には0.422秒差でルイス・ハミルトン、4番手にはバルテリ・ボッタスとメルセデスF1勢。6番手にはフェルナンド・アロンソ、7番手にはエステバン・オコンとミッドフィールドではアルピーヌF1勢がアルファタウリ・ホンダに続いて好スタートを切った。F1シュタイアーマルクGPのフリー走行2回目は、この後22時(現地時間15時)から行われる。2021年 F1 シュタイアーマルクGP FP1速報 結果・タイム 順位Noドライバー チームGAPベストタイム 1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)1分05秒910 2.ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)1分06秒166 3.ルイス・ハミルトン(メルセデス)1分06秒332 4.バルテリ・ボッタス(メルセデス)1分06秒386 5.角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)1分06秒397 6.フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)1分06秒519 7.エステバン・オコン(アルピーヌ)1分06秒551 8.ランス・ストロール(アストンマーティン)1分06秒584 9.アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)1分06秒614 10.シャルル・ルクレール(フェラーリ)1分06秒629 11.カルロス・サインツ(フェラーリ)1分06秒630 12.ダニエル・リカルド(マクラーレン)1分06秒669 13.セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)1分06秒696 14.セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)1分06秒708 15.ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)1分06秒848 16.ランド・ノリス(マクラーレン)1分06秒861 17.ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)1分07秒180 18.ミック・シューマッハ(ハース)1分07秒473 19.ロバート・クビサ(アルファロメオ)1分07秒823 20..ニキータ・マゼピン(ハース)1分08秒081
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