2020年のF1世界選手権 第14戦 F1トルコGPのフリー走行2回目が11月13日(金)にイスタンブール・パークで行われ、午前中に続いてレッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンがトップタイムを記録した。今年のレースカレンダーは、コロナ禍の影響により、年初に計画されていたものから大きく見直しが図られた。今回のトルコ・イスタンブール・パークもその一つ。
2005年から2011年までF1グランプリが開催されてきたイスタンブール・パークは、ヘルマン・ティルケによって設計され、5.4kmの全長に14個のコーナーを持つ近代的なサーキットだ。イスタンブール・パークの路面は再舗装されており、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がフリー走行1回目で出したトップタイムは、最後のグランプリとなった2011年のポールタイムかの1分25秒049から10秒以上遅い1分35秒077だった。フリー走行2回目は気温16度、路面温度22度のドライコンディションで開始。FP1ではハードタイヤが主に使用されたが、FP2では各マシンがハードもしくはミディアムで走行を開始した後、ソフトでの速いラップに焦点を当てた走行が行われた。午後もイスタンブールパークの新しいローグリップの路面に苦戦を続け、多くのドライバーがタイヤを温度に上げ、ソフトタイヤでの予選シミュレーションの実行中にベストタイムを設定するために何周もかかりった。だが、路面の進化も相まってラップタイムは大幅に改善しており、45分を経過した段階でアレクサンダー・アルボンが1分30秒872でトップタイム。2番手にはルイス・ハミルトン(メルセデス)、3番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が続く。後半は、その後は各チームがソフトもしくはミディアムで主に満タンに近い燃料を搭載した状態で走行。FP2前半はタンクが軽い状態のマシンを走らせているため、ここでタンクに燃料を追加して100kg重くなったマシンのパフォーマンスを確認していく。夕日が差し込んできた現地時間16時30分にセッションは終了。トップタイムはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の1分28秒330。2番手には0.401秒差で最近パフォーマンスを上げているフェラーリのシャルル・ルクレールが続いた。メルセデスF1勢はバルテリ・ボッタスが0.575秒差の3番手、ルイス・ハミルトンが0.850差の4番手。特にハミルトンはグリップに苦戦しているようであり、一発でもロングランでもレッドブル・ホンダが優勢だった。その他ホンダF1勢は、アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)が5番手、ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)が6番手、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)が7番手と全4台がトップ10入り。エンジン面では問題がないことを示した。F1トルコGPのフリー走行3回目は、11月14日(土)の18時(現地時間12時)から行われる。2020年 第14戦 F1トルコGP フリー走行2回目 結果・タイム 順位NoドライバーチームベストタイムGAP周回 133マックス・フェルスタッペンレッドブル・ホンダ1分28秒330 37 216シャルル・ルクレールフェラーリ1分28秒7310.40145 377バルテリ・ボッタスメルセデス1分28秒9050.57543 444ルイス・ハミルトンメルセデス1分29秒1800.85039 523アレクサンダー・アルボンレッドブル・ホンダ1分29秒3631.03342 626ダニール・クビアトアルファタウリ・ホンダ1分29秒6891.35943 710ピエール・ガスリーアルファタウリ・ホンダ1分29秒9441.61443 85セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分30秒0221.69241 918ランス・ストロールレーシングポイント1分30秒2971.96738 104ランド・ノリスマクラーレン1分30秒9072.57739 1111セルジオ・ペレスレーシングポイント1分31秒1042.77438 1231エステバン・オコンルノー1分31秒3803.05036 1399アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ1分31秒4933.16439 1455カルロス・サインツマクラーレン1分31秒4983.16840 153ダニエル・リカルドルノー1分31秒8723.33035 167キミ・ライコネンアルファロメオ1分31秒9323.60243 1763ジョージ・ラッセルウィリアムズ1分32秒3023.97239 188ロマン・グロージャンハース1分32秒5704.24033 1920ケビン・マグヌッセンハース1分32秒8074.47737 206ニコラス・ラティフィウィリアムズ1分33秒4885.15840