2019年のF1世界選手権 最終戦 アブダビGPのフリー走行1回目が11月29日(金)にヤス・マリーナ・サーキットで行われ、バルテリ・ボッタス(メルセデス)がトップタイムを記録した。21戦で争われた2019年のF1シーズンもいよいよ最終戦を迎える。舞台となるヤス・マリーナ・サーキットはヘルマン・ティルケの最新作として2009年に登場。マリーナを周回する一部市街地を利用した高速レイアウトはモナコさながらの魅力を持っている。
レースは夕方に太陽の下でスタートし、日没をはさんでナイトレースへと移行するグランプリ。そのため、日中に行われるフリー走行1回目とフリー走行3回目のコンディションは参考にならず、また金曜日はコースが汚れ、来季にむけたテストにあてる傾向もある。また、各ドライバーのエンジンのマイレージも限界に近づいている。現地時間13時。気温26.2度、路面温度34.9度のドライコンディションで今シーズン100回目のセッションとなる90分間のFP1セッションはスタート。ピレリはアスファルトが滑らかなヤス・マリーナー・サーキット向けにC3(ハード/ホワイト)、C4(ミディアム/イエロー)、C5(ソフト/レッド)という最も柔らかいコンパウンドが選択している。40分に差し掛かろうとしたところで、メルセデスのルイス・ハミルトンがエンジンにトラブルが発生してピットイン。エンジン制限の3基内でやり繰りしているハミルトンにとってはマイレージはギリギリのはずだが、その後も走行を続ける。ちなみにハミルトンはFP1を“カーナンバー1”をマシンに掲載してスタートしたが、このピットインでいつもの“カーナンバー44”に戻した。折り返しとなる45分が経過したところでタイムシートのトップに立ったのはメルセデスのバルテリ・ボッタス(1分37秒957)。2番手に0.535秒差でレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが続く。残り30分となったとこで、ダニエル・リカルド(ルノー)のエンジンがブロー。無線で“Start from back"と伝えられていることから新品のエンジンを投入せざるを得ないようだ。コース上にはオイルがまき散らされ、セッションは一時赤旗中断となる。残り16分でセッションは再開。残り時間2分を切ったところでセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がクラッシュ。セッションは赤旗中断のまま終了した。フリー走行1回目のトップタイムを記録したのはメルセデスのバルテリ・ボッタス。唯一の1分36秒台のタイムを記録した。チームメイトのルイス・ハミルトンは3番手タイム。2番手には0.535秒差でレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。チームメイトのアレクサンダー・アルボンは4番手タイムだった。トロロッソ・ホンダは、ダニール・クビアトが15番手、ピエール・ガスリーが16番手で1回目のセッションを終えた。フェラーリ勢はセバスチャン・ベッテルが5番手、シャルル・ルクレールが7番手タイムだった。F1アブダビGP フリー走行2回目は22時(現地時間17時)から行われる。2019年 第20戦 F1アブダビGP フリー走行1回目 結果順位NoドライバーチームベストタイムGAP周回177バルテリ・ボッタスメルセデス1分36秒957 23233マックス・フェルスタッペンレッドブル1分37秒4920.53522344ルイス・ハミルトンメルセデス1分37秒5910.63420423アレクサンダー・アルボンレッドブル1分38秒0841.1272355セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分38秒9061.9491968ロマン・グロージャンハース1分39秒1462.18918716シャルル・ルクレールフェラーリ1分39秒2492.29218820ケビン・マグヌッセンハース1分39秒3502.39319999アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ1分39秒4232.46620104ランド・ノリスマクラーレン1分39秒5052.548221127ニコ・ヒュルケンベルグルノー1分39秒6282.671181218ランス・ストロールレーシングポイント1分39秒8642.90723137キミ・ライコネンアルファロメオ1分39秒8882.931171411セルジオ・ペレスレーシングポイント1分39秒9012.944171510ピエール・ガスリートロロッソ・ホンダ1分39秒9693.012201626ダニール・クビアトトロロッソ・ホンダ1分40秒4013.444171755カルロス・サインツマクラーレン1分40秒6873.730231888ロバート・クビサウィリアムズ1分40秒7923.83521193ダニエル・リカルドルノー1分40秒8503.893122063ジョージ・ラッセルウィリアムズ1分41秒3624.40524
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