2019年のF1世界選手権 第15戦 シンガポールGPの予選が9月21日(土)にマリーナ・ベイ・ストリート・サーキットで行われ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が3戦連続となるポールポジションを獲得した。最終フライアウェイレースの初戦となるF1シンガポールGP。シンガポール市街中心部に公道を使って設置されたコースは、グリップが低くタイトなコースで、ナイトレースとして行われる独特のグランプリ。
タイトな低速コーナーが多い市街地コースのマリーナ・ベイ・サーキットは、エンジン面で劣るチームがチャンスと捉えており、例年、ハイダウンフォース仕様のパッケージを持ち込む。また、多くのドライバーが“照明映え”する煌びやかなヘルメットを着用するグランプリでもある。ピレリは、ストリートサーキットとなるマリーナベイにC3(ハード/ホワイト)、C4(ミディアム/イエロー)、C5(ソフト/レッド)という最も柔らかいコンパウンドを選択。レースではC3とC4のいずれか1セットを使用されなければならない。また、C5は予選Q3で使用しなければならない。完全に陽が落ち、照明で浮かび上がった現地時間21時に気温30度、路面温度35.3度のドライコンディションでスタートした。ポールポジションを獲得したのはフェラーリのシャルル・ルクレール。下馬評では不利と考えられていたフェラーリだが、シャルル・ルクレールは最後のアタックで1分36秒217を記録。夏休み明けの3戦連続、自身5度目となるポールポジションを獲得した。2番手には0.191秒でルイス・ハミルトン(メルセデス)、3番手には0.220秒差でセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)と接戦。新型フロントウイングを投入したフェラーリが強さをみせた。逆に下馬評では有利と見られたレッドブル・ホンダは、マックス・フェルスタッペンがバルテリ・ボッタス(メルセデス)は上回ったもののトップから0.596秒差となる4番手。チームメイトのアレクサンダー・アルボンは6番手となった。ここ10年で最も悪い予選リザルトとなった。以下、カルロス・サインツ(マクラーレン)、ダニエル・リカルド(ルノー)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、ランド・ノリス(マクラーレン)とルノーエンジン勢がトップ10入りした。トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーがQ2で敗退して13番手、ダニール・クビアトがQ1で敗退して16番手で予選を終えた。F1シンガポールGPの決勝は9月22日(日)の21時1分(現地時間 20時10分)から行われる。2019年 第15戦 F1シンガポールGP 予選 結果順位NoドライバーチームQ1GAP周回116シャルル・ルクレールフェラーリ1分38秒0141分36秒6501分36秒217244ルイス・ハミルトンメルセデス1分37秒5651分36秒9331分36秒40835セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分38秒3741分36秒7201分36秒437433マックス・フェルスタッペンレッドブル1分38秒5401分37秒0891分36秒813577バルテリ・ボッタスメルセデス1分37秒3171分37秒1421分37秒146623アレクサンダー・アルボンレッドブル1分39秒1061分37秒8651分37秒411755カルロス・サインツマクラーレン1分38秒8821分37秒9821分37秒81883ダニエル・リカルドルノー1分39秒3621分38秒3991分38秒095927ニコ・ヒュルケンベルグルノー1分39秒0011分38秒5801分38秒264104ランド・ノリスマクラーレン1分38秒6061分37秒5721分38秒3291111セルジオ・ペレスレーシングポイント1分39秒9091分38秒620 1299アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ1分39秒2721分38秒697 1310ピエール・ガスリートロロッソ・ホンダ1分39秒0851分38秒699 147キミ・ライコネンアルファロメオ1分39秒4541分38秒858 1520ケビン・マグヌッセンハース1分39秒9421分39秒650 1626ダニール・クビアトトロロッソ・ホンダ1分39秒957  1718ランス・ストロールレーシングポイント1分39秒979  188ロマン・グロージャンハース1分40秒465  1963ジョージ・ラッセルウィリアムズ1分40秒867  2088ロバート・クビサウィリアムズ1分41秒186  
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