2018年のF1ハンガリーテストが8月1日(水)にブダペストのハンガロリンクで2日目を迎え、メルセデスのテストを担当したジョージ・ラッセルが非公式コースレコードを記録して2日間にわたるインシーズンテストは終了した。今年最後のインシーズンテストが終了。前日は終了間際に雨が降ったが、2日目となるF1ハンガリーテストはドライコンディションで午前と午後で8時間にわたってセッションが行われた。
インシーズンテストは計4日間のうちの2日間をレギュラードライバー以外の若手ドライバーの担当が義務付けられており、2日目はフェラーリ以外、レギュラードライバー以外を起用している。なお、今回のF1ハンガリーテストではハースが参加を見送っている。2日目のトップタイムを記録したのはメルセデスのジョージ・ラッセル。現在F2選手権でトップに立つメルセデスの育成ドライバーであるジョージ・ラッセルは、116周を走行してハイパーソフトで1分15秒575をマーク。前日にアントニオ・ジョビナッツィが記録した1分15秒648を上回り、非公式ではあるものの、ハンガロリンクのコースレコードを更新した。2番手タイムは0.074秒差でフェラーリのキミ・ライコネン。この日最多となる131周を走行してハイパーソフトで1分15秒649を記録した。3番手タイムはレッドブルのテストを担当したジェイク・デニス。レッドブルのシミュレータードライバーを務めるジェイク・デニス。フェラーリと同じ131周を走行して1分17秒012を記録した。4番手タイムはこの日はザウバーのテストを担当したアントニオ・ジョビナッツィ。120周を走行して1分17秒558を記録した。5番手タイムはフォース・インディアのテストを担当したニキータ・マゼピン。父親がチーム買収候補に挙げられてることで話題のGP3ドライバーのマゼピンは、午前と午後にマシントラブルによって赤旗の原因になるなど、51周と最小周回数に留まったが、1分17秒748を記録した。6番手タイムはウィリアムズの開発ドライバーを務めるロバート・クビサ。103周を走行して1分18秒451を記録した。7番手タイムはマクラーレンのテストを担当したランド・ノリス。チームのリザーブドライバーを務めるランド・ノリスは、73周を走行して1分18秒472をマークした。8番手タイムはルノーの開発ドライバーを務めるアルテム・マルケロフ。最近F1マシンでの初走行となったF2ドライバーのマルケロフは108周を走行して1分18秒519を記録した。9番手タイムはトロロッソ・ホンダのテストを担当したショーン・ゲラエル。チームの開発ドライバーを務めるショーン・ゲラエルは、122周を走行して1分19秒790を記録した。トロロッソ・ホンダはピレリの2019年F1タイヤのテストのためにもう1台を走らせており、午前中はブレンドン・ハートレーが67周を走行。午後にはピエール・ガスリーが67周を走行。ショーン・ゲラエルと合わせるとトロロッソ・ホンダとして合計264周を走り込んだ。2018年 F1ハンガリーテスト:2日目 タイム結果順位ドライバーチームベストタイムGAP周回1ジョージ・ラッセルメルセデス1分15秒575 ● 1162キミ・ライコネンフェラーリ1分15秒649 ●0.0741313ジェイク・デニスレッドブル1分17秒012 ●1.4371314アントニオ・ジョヴィナッツィザウバー1分17秒558 ●1.9831205ニキータ・マゼピンフォース・インディア1分18秒377 ●2.802516ロバート・クビサウィリアムズ1分18秒451 ●2.8761037ランド・ノリスマクラーレン1分18秒472 ●2.897738アルテム・マルケロフルノー1分18秒496 ●2.9211089ショーン・ゲラエルトロロッソ・ホンダ1分19秒046 ●3.47112210ピエール・ガスリートロロッソ・ホンダ1分19秒720 ●4.2157511ブレンドン・ハートレートロロッソ・ホンダ1分20秒221 ●4.64667● HyperSoft / ● UltraSoft / ● SuperSoft / ● Soft / ○ Medium / ● Pirelli Test