2018年のF1世界選手権 第9戦 オーストリアGPのフリー走行1回目が6月29日(金)にレッドブル・リンクで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップタイムを記録。2番手にはバルテリ・ボッタスが続き、メルセデスが1-2体制で好スタートを切った。トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーが10番手タイム、ブレンドン・ハートレーは19番手タイムで1回目のセッションを終えている。
F1史上初となる3連戦の2戦目の舞台はオーストリアのシュピールベルクに位置するレッドブル・リンク。その名の通りレッドブルが所有するサーキットは、エンジンの全開率は5割と高く、海抜700mの場所にあることで空気が薄いため、ターボへの負担、そして冷却という点でパワーユニットへの負担が非常に大きい。コーナー数は10と数としては少ないが、ドライバーにとっては過酷なサーキットとなっている。ピレリは、今回のF1オーストリアGPにソフト(黄)、スーパーソフト(赤)、ウルトラソフト(紫)の3種類のコンパウンドを持ち込んでいる。現地時間11時。天候は曇り。気温18.9℃、路面温度26.9℃という比較的涼しいコンディションでセッションはスタートした。序盤にはストフェル・バンドーン(マクラーレン)が最終コーナーの縁石でフロントウイングを壊すというトラブル。同じ場所でピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)もフロントウイングにダメージを負っており、今週末の注目のコーナーになりそうだ。セッションが折り返した段階でトップに立ったのはルイス・ハミルトン(メルセデス)。今週末、メルセデスはサイドポッド周りを始めとする大幅なアップグレードを投入している。2番手には0.038秒差の僅差でセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、3番手にはダニエル・リカルド(レッドブル)とトップ3チームが順調な滑り出し、ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)も8番手につけている。セッション後半にもオーバーシュートするマシンは見られたものの、クラッシュなどの大きなインシデントはなく進行。フリー走行1回目のトップタイムは、ルイス・ハミルトンの1分04秒839。2番手にも0.127秒差でバルテリ・ボッタスが続いてメルセデスが好発進。メルセデスの2台だけが1分4秒台にいれている。3番手には0.233秒差でマックス・フェルスタッペン、4番手には0.341秒差でセバスチャン・ベッテルが続いた。トップ6は1秒以内にひしめいている。トロロッソ・ホンダはピエール・ガスリーが36周を走行してトップから1.555秒差の10番手タイム、ブレンドン・ハートレーが45周を走行して19番手だった。マクラーレンは、フェルナンド・アロンソがトップから1.773秒差の17番手、ストフェル・バンドーンが18番手と厳しいスタートを切っているように見える。ウィリアムズは、セルゲイ・シロトキンに代わってロバート・クビサがフリー走行1回目を担当。38周を走行して20番手タイムでセッションを終えた。F1オーストリアGPのフリー走行2回目は、この後22時(現地時間15時)から行われる。2018年 第9戦 F1オーストリアGP フリー走行1回目順位NoドライバーチームベストタイムGAP周回144ルイス・ハミルトンメルセデス1分04秒839 39277バルテリ・ボッタスメルセデス1分04秒9660.12739333マックス・フェルスタッペンレッドブル1分05秒0720.2334245セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分05秒1800.3412953ダニエル・リカルドレッドブル1分05秒4830.6442267キミ・ライコネンフェラーリ1分05秒7760.9373178ロマン・グロージャンハース1分06秒0281.18930831エステバン・オコンフォース・インディア1分06秒0551.21640916シャルル・ルクレールザウバー1分06秒2151.376311010ピエール・ガスリートロロッソ・ホンダ1分06秒3941.55536119マーカス・エリクソンザウバー1分06秒4001.561321220ケビン・マグヌッセンハース1分06秒4041.565231355カルロス・サインツルノー1分06秒4271.588291411セルジオ・ペレスフォース・インディア1分06秒4551.616411527ニコ・ヒュルケンベルグルノー1分06秒4791.640341618ランス・ストロールウィリアムズ1分06秒5671.728321714フェルナンド・アロンソマクラーレン1分06秒6121.77330182ストフェル・バンドーンマクラーレン1分06秒6981.859301928ブレンドン・ハートレートロロッソ・ホンダ1分06秒8712.032452040ロバート・クビサウィリアムズ1分07秒4242.58538
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