2018年のF1世界選手権 第5戦 スペインGPの決勝が13日(日)にバルセロナのカタロニア・サーキットで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が優勝。2位にもバルテリ・ボッタスが続き、メルセデスが今シーズン初の1-2フィニッシュを達成した。バルセロナは土曜日の夜から朝にかけて雨。サポートレースでのGP3はウエットコンディションで行われたが、F2は路面に濡れた部分はあるもののドライで実施された。
F1の決勝スタート時刻の15時10分の天候は曇り。降水確率は80%と高い数値が出ている。気温は15.4℃と低いものの、路面温度は34.5℃と比較的高いドライコンディションでレースはスタートした。レースはオープニングラップから波乱。ロマン・グロージャンがターン3で単独スピン。コースを横切る形となり、そこにニコ・ヒュルケンベルグとピエール・ガスリーが突っ込んで3台がリタイア。セーフティカーが導入された。優勝はポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトン。スタートで首位をキープしたルイス・ハミルトンは事実上トップをキープする完璧なレース展開でトップでチェッカー。ポール・トゥ・ウィンで前戦に続いて今季2勝目を挙げた。通算64勝目。2位にもバルテリ・ボッタスが続いてメルセデスが今シーズン初の1-2フィニッシュを達成。3位にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が続き、今シーズン初めて表彰台を獲得した。4位にはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、5位にはダニエル・リカルド(レッドブル)、6位にはケビン・マグヌッセン(ハース)、7位にはカルロス・サインツ(ルノー)、8位にはフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)、9位にはセルジオ・ペレス(フォース・インディア)、10位にはシャルル・ルクレール(ザウバー)が続いた。トロロッソ・ホンダはブレンドン・ハートレーが12位、ピエール・ガスリーはリタイアだった。2018年 第5戦 F1スペインGP 決勝 結果順位Noドライバーチーム144ルイス・ハミルトンメルセデス277バルテリ・ボッタスメルセデス333マックス・フェルスタッペンレッドブル45セバスチャン・ベッテルフェラーリ53ダニエル・リカルドレッドブル620ケビン・マグヌッセンハース755カルロス・サインツルノー814フェルナンド・アロンソマクラーレン911セルジオ・ペレスフォース・インディア1016シャルル・ルクレールザウバー1118ランス・ストロールウィリアムズ1228ブレンドン・ハートレートロロッソ・ホンダ139マーカス・エリクソンザウバー1435セルゲイ・シロトキンウィリアムズ 2ストフェル・バンドーンマクラーレン 31エステバン・オコンフォース・インディア 7キミ・ライコネンフェラーリ 27ニコ・ヒュルケンベルグルノー 10ピエール・ガスリートロロッソ・ホンダ 8ロマン・グロージャンハース関連:【動画】 F1スペインGP 決勝 ハイライトF1スペインGP レース展開ピレリは昨年よりも1段階柔らかいミディアム(白)、ソフト(黄)、スーパーソフト(赤)という3種類のコンパウンドを選択。フェルナンド・アロンソがスーパーソフト、ニコ・ヒュルケンベルグとマーカス・エリクソンがミディアム、それ以外のドライバーがソフトタイヤでスタートした。レースはオープニングラップから波乱。ロマン・グロージャンがターン3で単独スピン。コースを横切る形となり、そこにニコ・ヒュルケンベルグとピエール・ガスリーが突っ込んで3台がリタイア。この事故でセーフティカーが導入。上位ではポールポジションのルイス・ハミルトンがトップをキープ。セバスチャン・ベッテルが2番手に浮上している。レースは7周目に再開。セルゲイ・シロトキンとブレンドン・ハートレーがセーフティカー中にピットインしてミディアムタイヤに交換している。抜きにくいカタロニア・サーキット。各所でバトルが展開されるもしばらく膠着状態。ルイス・ハミルトンがラップレコードを更新しながら引き離す。ストフェル・バンドーンにコースオフした後の復帰の仕方が適切ではなかったとして5秒ペナルティを科せられる。18周目。2番手を走行していたセバスチャン・ベッテルがピットイン。ミディアムに交換してケビン・マグヌッセンの後ろの7番手でコースに復帰する。それを受け、1-2体制となったメルセデスがペースを上げ、20周目にまずバルテリ・ボッタスがピットに入ってミディアムタイヤに交換。だが、若干作業が遅れ、オーバーカットに失敗。ベッテルに抜かれたマグヌッセンの後ろの7番手でコースに復帰する。22周目、10番手を走行していたアロンソがミディアムに交換。シャルル・ルクレールの後ろの16番手でコースに復帰する。24周目、コース上に雨が報告される。25周目、2番手を走行していたキミ・ライコネンのパワーユニットにトラブルが発生。その後、ズルズルと順位を落とし、ピットでリタイアする。26周目、トップのハミルトンがピット。ミディアムに交換してレッドブル勢の間の2番手でコースに復帰する。トップはマックス・フェルスタッペン。34周目。3番手を走行していたダニエル・リカルドがピットイン。バルテリ・ボッタスの後ろの5番手でコースに復帰する。翌周にはマックス・フェルスタッペンがピットイン。リカルドの前の4番手でコースに復帰。ハミルトンがトップに返り咲く。同じタイミングでブレンドン・ハートレーが2度目のピットイン。40周目。エステバン・オコンが4コーナーの出口でストップ。マシン後方から煙が出ており、エンジン系のトラブルと見られる。ここでバーチャルセーフティカーが導入される。ここで2番手を走行していたセバスチャン・ベッテルがピットイン。新品のミディアムタイヤに交換してレッドブル勢の間の4番手でコースに復帰。メルセデスが1-2体制となる。43周目にレースは再開。3番手を走行しているマックス・フェルスタッペンが周回遅れのランス・ストロールと接触してフロントウイングのエンドプレートを壊している。フェルナンド・アロンソがシャルル・ルクレールを攻略して8番手に浮上する。47周目。ストフェル・バンドーンがホームストレートでストップ。駆動を失ったと訴えてリタイアした。その後、レースに動きは大きな動きはなく、ルイス・ハミルトンがトップでチェッカー。2位にもバルテリ・ボッタスが続き、メルセデスが今季初の1-2フィニッシュ。3位にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が今季初表彰台を獲得した。
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