F1イギリスGP予選後の全マシンの重量が発表された。驚きなのは、ポールポジションを獲得したセバスチャン・ベッテルがトップ10で最も重い燃料を積んでいたことだ。フュエルエフェクトの大きなシルバーストンで、2位のバリチェロと比べて9kgも重い燃料で約0.2秒の差をつけているということは、ポテンシャルとしてレッドブルはブラウンよりおよそ0.5秒のアドバンテージがあることになる。
それを考えると最後のアタックでキミ・ライコネンに邪魔されたマーク・ウェバーはさぞかし悔しかったことだろう。確実にポールポジションを狙っていたはずだ。今回のイギリスGPでノーズ形状を変更し、ホイールベースを短くすするなど大幅なアップグレードを施したレッドブル。その進歩はブラウンGPを凌いでいる可能性がある。自己最高の5番グリッドを獲得した中嶋一貴だが、全マシンの中で最も軽い燃料だった。ただし、極端に軽いわけではない。オーバーテイクの困難なシルバーストンでは予選順位が重要であり、またチームメイトよりも高いポジションを獲得したことは、一貴にとっては大きな意味があるだろう。全体的にみて、大体均等にスティントを分けているのがわかる。後方に沈んだチームの中にはワンストップ戦略を選択するチームも出てくるかもしれない。今回のイギリスGPは、レッドブルが、バトンそしてブラウンGPの連勝をストップさせる可能性は高い。F1 イギリスGP マシン重量グリッドドライバーチームマシン重量予想ピットイン予選タイム1.セバスチャン・ベッテルレッドブル666.5kg20周目1分19秒5092.ルーベンス・バリチェロブラウンGP657.5kg17周目1分19秒8563.マーク・ウェバーレッドブル659.5kg18周目1分19秒8684.ヤルノ・トゥルーリトヨタ658.0kg17周目1分20秒0915.中嶋一貴ウィリアムズ652.5kg15周目1分20秒2166.ジェンソン・バトンブラウンGP657.5kg17周目1分20秒2897.ニコ・ロズベルグウィリアムズ661.5kg18周目1分20秒3618.ティモ・グロックトヨタ666.0kg18周目1分20秒4909.キミ・ライコネンフェラーリ654.0kg15周目1分20秒71510.フェルナンド・アロンソルノー654.0kg15周目1分20秒74111.フェリペ・マッサフェラーリ675.5kg24周目 12.ロバート・クビサBMWザウバー689.5kg30周目 13.ヘイキ・コバライネンマクラーレン695.5kg32周目 14.ネルソン・ピケJr.ルノー682.5kg27周目 15.ニック・ハイドフェルドBMWザウバー665.5kg20周目 16.ジャンカルロ・フィジケラフォース・インディア668.5kg21周目 17.セバスチャン・ブルデートロ・ロッソ687.5kg29周目 18.エイドリアン・スーティルフォース・インディア692.0kg31周目19.ルイス・ハミルトンマクラーレン666.0kg20周目 20.セバスチャン・ブエミトロ・ロッソ672.5kg23周目 
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