2017年のF1世界選手権 第16戦 日本グランプリのフリー走行1回目が6日(金)に鈴鹿サーキットで行われ、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がトップタイムを記録した。ホンダが作った鈴鹿サーキットは世界で最も愛されているサーキットの一つであり、流れるようなレイアウトと高速コーナーがマシンとドライバーを厳しく試す。セクター1を形成する7つのコーナーはすべてがつながりを持ち、最も低い地点でも時速210㎞で駆け抜ける。
鈴鹿サーキットのコースレコードは2006年にミハエル・シューマッハが記録した1分28秒954。高速化した2017年のF1マシンが鈴鹿サーキットでどれくらいのタイムを刻むかも今年の日本グランプリ注目のポイントだ。ピレリは今年のF1日本グランプリに昨年よりも軟らかいミディアム、ソフト、スーパーソフトを持ち込んでいる。セッション開始時間の現地時間10時の気温は19.7℃、路面温度31.2℃でセッションはスタート。金曜日は降水確率90%と雨が予報されており、曇り空の下、各マシンがドライのうちに多くの周回数を重ようと走行を重ねていった。序盤にルイス・ハミルトンが、昨年のポールタイム(1分30秒647)を早くも更新する1分30秒042を記録。その後、ダニエル・リカルドが1分29秒台のタイムに突入し、上位4台が1分29秒台のタイムを記録する。サーキットのいくつかの地点では霧雨も降っており、終盤には雨へと変化した。90分のセッションが残り38分に差し掛かろうとした時点でヘアピンでカルロス・サインツ(トロ・ロッソ)がクラッシュ。サインツに怪我はなかったが、マシンはコースの中央に停止し、破片が飛び散ったことで、セッションは15分ほど赤旗中断となった。残り5分を切った頃には雨脚が強まり、セッション終了前に全車がピットに戻った。フリー走行1回目のトップタイムを記録したのはフェラーリのセバスチャン・ベッテル。1分29秒166というタイムをマーク。2番手には0.211秒差でルイス・ハミルトン(メルセデス)、3番手には0.375秒差でダニエル・リカルド(レッドブル)が続いた。以下、バルテリ・ボッタス(メルセデス)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、エステバン・オコン(フォース・インディア)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、ロマン・グロージャン(ハース)が続いた。今回がチームとして最後の日本グランプリとなるマクラーレン・ホンダは、ストフェル・バンドーンが10番手、フェルナンド・アロンソが12番手タイムでフリー走行1回目を終えた。スーパーフォーミュラに参戦するピエール・ガスリー(トロ・ロッソ)は18番手タイムだった。インスタレーションラップでは2018年に導入されるコックピット保護デバイス『HALO』を装着して走行を行った。F1日本グランプリ フリー走行2回目は、この後14時から行われる。2017 第16戦 F1日本グランプリ フリー走行1回目順位Noドライバーチームベストタイム周回15セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分29秒16623244ルイス・ハミルトンメルセデス1分29秒3772933ダニエル・リカルドレッドブル1分29秒5412747キミ・ライコネンフェラーリ1分29秒63822577バルテリ・ボッタスメルセデス1分30秒15130633マックス・フェルスタッペンレッドブル1分30秒76226731エステバン・オコンフォース・インディア1分30秒89922827ニコ・ヒュルケンベルグルノー1分30秒9742498ロマン・グロージャンハース1分31秒03222102ストフェル・バンドーンマクラーレン・ホンダ1分31秒202241120ケビン・マグヌッセンハース1分31秒216151214フェルナンド・アロンソマクラーレン・ホンダ1分31秒235191311セルジオ・ペレスフォース・インディア1分31秒530231418ランス・ストロールウィリアムズ1分31秒602221546ジョリオン・パーマールノー1分31秒757221619フェリペ・マッサウィリアムズ1分31秒912201755カルロス・サインツトロ・ロッソ1分32秒252141810ピエール・ガスリートロ・ロッソ1分32秒501181994パスカル・ウェーレインザウバー1分32秒89729209マーカス・エリクソンザウバー1分33秒39728関連:【動画】 F1日本グランプリ フリー走行1回目 ダイジェスト
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