2017年 フォーミュラ1 第9戦 オーストリアGPの決勝が9日(日)、シュピールベルクのレッドブル・リンクで行われ、バルテリ・ボッタス(メルセデス)がポール・トゥ・ウィンで自身2勝目を挙げた。舞台となるレッドブル・リンクは、その名の通りレッドブルが所有するサーキット。かつてグランプリを開催していたA1リンクをレッドブルが改修。美しい山間部にある2本のメインストレートと大半が鋭いコーナーで構成される異彩を放つ特性を持ったサーキット。
雨も心配されたF1オーストリアGP決勝だが、気温29.8℃、路面温度47.7℃のドライコンディション。レッドブルはスポッターを配置して天候の変化に備えた。優勝はメルセデスのバルテリ・ボッタス。ポールポジションから抜群のスタートを切ったボッタスは、危なげないレース展開。最後はベッテルの猛追を受けたが、ロシアGP以来となるF1での自身2勝目をポール・トゥ・ウィンで達成した。2位はフェラーリのセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、3位にはダニエル・リカルド(レッドブル)が5戦連続となる表彰台を獲得した。8番グリッドからスタートしたルイス・ハミルトン(メルセデス)は4位でフィニッシュした。5位はキミ・ライコネン(フェラーリ)、6位にはロマン・グロージャン(ハース)が今季最高位でフィニッシュ。7位はセルジオ・ペレス、8位はエステバン・オコンとフォース・インディアがダブル入賞。9位はフェリペ・マッサ、10位はランス・ストロールとウィリアムズ勢がそれぞれ8つポジションを上げてダブル入賞を果たした。マクラーレン・ホンダは、ストフェル・バンドーンが12位。フェルナンド・アロンソはオープニングラップで接触に巻き込まれたリタイアした。今回の結果で、チャンピオンシップ首位のセバスチャン・ベッテルとルイス・ハミルトンとのポイント差は20ポイントに広がった。次戦はF1イギリスGP。2連戦となり、14日(金)~16日(日)にシルバーストンで開催される。2017 第9戦 F1オーストリアGP 決勝 結果順位Noドライバーチーム177バルテリ・ボッタスメルセデス25セバスチャン・ベッテルフェラーリ33ダニエル・リカルドレッドブル444ルイス・ハミルトンメルセデス57キミ・ライコネンフェラーリ68ロマン・グロージャンハース711セルジオ・ペレスフォース・インディア819フェリペ・マッサウィリアムズ931エステバン・オコンフォース・インディア1018ランス・ストロールウィリアムズ1146ジョリオン・パーマールノー122ストフェル・バンドーンマクラーレン・ホンダ1327ニコ・ヒュルケンベルグルノー1494パスカル・ウェーレインザウバー159マーカス・エリクソンザウバー1626ダニール・クビアトトロ・ロッソ 55カルロス・サインツトロ・ロッソ 20ケビン・マグヌッセンハース 14フェルナンド・アロンソマクラーレン・ホンダ 33マックス・フェルスタッペンレッドブル関連:【動画】 F1オーストリアGP 決勝 ダイジェスト … ボッタスが今季2勝目F1オーストリアGP 決勝のレース展開1ストップが予想された71周のレース。ピレリは、F1オーストリアGPにソフト、スーパーソフト、ウルトラソフトという最も軟らかいレンジのコンパウンドを持ち込んでいる。トップ10ではルイス・ハミルトンがQ2でタイムを出したスーパーソフトでスタート。スタートタイヤを選べる11番グリッド以降では、ニコ・ヒュルケンベルグ、ケビン・マグヌッセン、ランス・ストロール、パスカル・ウェーレインが4名スーパーソフト、ジョリオン・パーマーとフェリペ・マッサがソフトを選択。それ以外のドライバーはウルトラソフトでスタートした。ポールポジションのバルテリ・ボッタスが反応速度0.201秒というジャンプスタートを疑われるほどの好スタートを切って首位をキープ。後続をどんどんと引き離していった。1コーナーでは、フェルナンド・アロンソがダニール・クビアトに追突されてスピン。マックス・フェルスタッペンを巻き込み、アロンソとフェルスタッペンはリタイア。クビアトにはドライブスルーペナルティが科せられた。フェルスタッペンは3戦連続、この7戦で5回目のリタイアとなった。オープニングラップではダニエル・リカルドがキミ・ライコネンをかわして3番手に、17番手スタートのフェリペ・マッサが9番手まで浮上。チームメイトのランス・ストロールも10番手まで順位を上げた。8番手スタートのルイス・ハミルトンは8周目には5番手まで浮上した。16周目。ニコ・ヒュルケンベルグがソフトタイヤに交換。17番でコースに復帰した。30周目。11番手を走行していたケビン・マグヌッセンがハイドロ系のトラブルでリタイアした。32周目。5番手を走行していたルイス・ハミルトンがウルトラソフトに交換。4番手のキミ・ライコネンにアンダーカットを仕掛けた。ハミルトンは5番手でコースに復帰。34周目。3番手を走行していたダニエル・リカルドがスーパーソフトに交換。4番手でコースに復帰した。35周目。2番手を走行していたセバスチャン・ベッテルがピットイン。スーパーソフトに交換して3番手でコースに復帰。その後、多くのマシンが続々とピットインを実施した。41周目。トップを走行していたバルテリ・ボッタスがピットイン。スーパーソフトに交換してピットインを残すキミ・ライコネンの後ろの2番手でコースに復帰。44周目にライコネンをコース上で攻略して再びトップに浮上。そこでライコネンもピットイン。ハミルトンの後ろの5番手でコースに復帰した。45周目。13番手を走行していたカルロス・サインツがメカニカルトラブルでリタイア。「なんて輝かしいレースだ」と皮肉る。ストフェル・バンドーンに青旗無視でドライブスルーペナルティが科せられる。48周目。ソフトスタートのフェリペ・マッサがピットインして9番手でコースに復帰。これで全車がピットインを終え、コース上でのバトルとなった。終盤、セバスチャン・ベッテルは優勝をかけてバルテリ・ボッタス、ルイス・ハミルトンは表彰台をかけてダニエル・リカルドを猛追したが、順位は変わることなく、ボッタス、ベッテル、リカルドの順でチェッカーフラッグを受けた。
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