ルノーは、2025/2026年以降の次世代F1エンジンでV6アーキテクチャを廃止するという提案に反対を表明した。来年からホンダF1のエンジン運用を引き継ぐレッドブルは「完全に新しいエンジン」を推進している。伝えられるところによると、それはフォルクスワーゲンのサポートを引き付けるための潜在的な動きだとされている。
レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは「ホンダの知的財産権は2025年に失効するため、我々は完全に新しいエンジンを支持している」と Speed Week に語った。「我々は、現在のエンジンのコストのかかるダウンサイジングとロードカーには役に立たないMGU-Hに反対している」レッドブル、フォルクスワーゲン、そして、フェラーリでさえ4気筒エンジンのコンセプトに傾いているという噂の中で、ヘルムート・マルコは次世代F1エンジンが「レースで強力なノイズを伴う高回転」であることが重要であると述べた。また、ヘルムート・マルコは、新しいエンジン形式のコストは「年間1億未満、ユニットあたり100万未満」であるべきだと考えている」「現在のエンジンはそれをはるかに上回っている」とヘルムート・マルコは語った。「ターボチャージャー、KERS、バッテリーなどの標準化によるコスト削減も必要だ」ヘルムート・マルコは「フォルクスワーゲン・グループが1つのブランドを焦点を置いて交渉に参加している」ことを隠していない。次の会議はモンツァで行われると言われている。興味深いことに、フェラーリもまったく新しいF1エンジンのアイデアを支持しており、マラネロの情報筋は Auto Motor und Sport に「4気筒で新たなスタートを切る準備ができています」と語ってる。レッドブル、フォルクスワーゲン、フェラーリのコンセプトは四輪駆動技術にもオープンだと考えられているが、ルノーとメルセデスは明らかに反対している。アルピーヌF1のエグゼクティブディレクターを務めるマルチン・ブコウスキーは「新しい会社を獲得するために3社を裏切るというコンセプトを考え出すのはほとんど意味がない」と語った。「CO2ニュートラルな燃料があれば、4気筒は必要ない。なぜ動力の再発明をするのか?」 また、マルチン・ブコウスキーは、四輪駆動のアイデアは「車の大幅な変更、重量の増加、コストの増加」を意味すると述べた。
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