ルノーのチーム代表エリック・ブーリエは、ヴィタリー・ペトロフが提供する資金だけに興味を持っているわけではないと語る。ヴィタリー・ペトロフは、ルノーのロバート・クビサのチームメイトとして候補にあげられている。ドイツ紙Bildは、ヴィタリー・ペトロフのメインスポンサーには、モスクワに本社があるスベルバンクとロシア最大の天然ガス企業のガズプロムがついており、そのスポンサーシップ料は1,500万ユーロ(約19億円)にも達すると報じている。
しかしルノーは、もし彼らがペトロフと契約するのであれば、お金ではなく才能だと主張。ヴィタリー・ペトロフは、2009年のGP2シリーズをニコ・ヒュルケンベルグ(ウィリアムズから2010年にF1デビュー)に次ぐ2位で終えている。「ペドロフが多くの資金を持ち込むのが、我々が交渉している最もリッチなドライバーというわけではない」「彼が2009年にGP2で2位になったことを忘れてはいけない。才能だけでもF1シートを獲得するには十二分だ」