クラッシュゲート事件によってF1から永久追放されたフラビオ・ブリアトーレは24日、フランスの法廷で行われた公聴会に出席した。フラビオ・ブリアトーレは、昨年のシンガポールGPで起きたクラッシュゲートについて、FIAから永久追放を言い渡された。しかし、その判決を不服として提訴。名誉毀損として100万ユーロの損害賠償を求めた。
ブリアトーレの弁護士は「依頼人は、自分がやりたいことができるようになり、自由を取り戻そうとしているだけだ。彼は落ち着いており、決意を固めている」と語る。弁護士によると、FIAはフラビオ・ブリアトーレに無期限の処分を与える資格はなく、彼とFIAのマックス・モズレーは緊張関係にあったので自身の追放は公平な判事によって与えられたものではないと考えているという。1月に出される判決には、フラビオ・ブリアトーレがオーナーを務めるサッカーチーム「クイーンズ・パーク・レンジャーズ」にも関係してくるだろう。イギリスのフットボールリーグにはオーナーの適正を問う「資質規定」があり、判決次第ではクラブからも追放される可能性がある。
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