ルノーF1は、セルゲイ・シロトキンを2020年の公式リザーブドライバーとして継続起用することを発表した。ロシア出身のセルゲイ・シロトキン(24歳)は、2017年および2019年にルノーF1チームのリザーブドライバーを務めており、チームおよびリザーブドライバーの役割に精通している。
F1で21戦を戦い、多くのテストをこなしているセルゲイ・シロトキンは、DRワールドをタイトルスポンサーに迎えて『ルノー DPワールド F1チーム(Renault DP World F1 Team)』として参戦するチームに経験と最新の技術的洞察を提供する。2020年のF1世界選手権は、新型コロナウイルスへの懸念が完全には払しょくされない中で再開する。もしF1ドライバーに感染者が出た場合でもグランプリが中止されることはないため、チームはリザーブドライバーを起用する必要がある。セルゲイ・シロトキンは、今週末の開幕戦オーストリアGPを前にチームに合流し、F1レースに帯同する。セルゲイ・シロトキン「ルノー DPワールド F1チームにリザーブドライバーとして戻ってくることができて本当にうれしく思う。チームとは2019年シーズンを通して一緒に過ごしているので、彼らのことはとてもよくわかっている。とりわけ現在の世界情勢を考えれば、その機会が生じた場合にチームがすぐにそれを埋めることができるドライバーを抱えることの重要性を理解している。僕は鋭さを保っているし、集中している。F1カーで再びレースする準備はできていると思っている。ルノーにいる友人にもうすぐ会えることを楽しみにしている」シリル・アビテブール(ルノーF1 チーム代表)「今年、セルゲイがチームに戻ってきたことをうれしく思う。現在の状況を考えると、発生する可能性のある状況に備えて計画を立てておく必要がある。我々はセルゲイのことをよく知っており、彼も同様にチームのことを知っている。今週末、オーストリアでセルゲイを迎えることを楽しみにしている」