ルノーF1は、2021年に誰がダニエル・リカルドの後任を務めるかを“急いで決める必要はない”としている。セバスチャン・ベッテルのフェラーリF1離脱をきっかけに起こった移籍劇により、ルノーF1はダニエル・リカルドをマクラーレンに奪われ、2021年の1つのシートに空席ができた。
だが、それだけでなく、ルノーF1の将来は財政的に危ぶまれている。グループ・ルノーは、世界的な新型コロナウイルス危機を乗り切るために50億ユーロの国家保証融資を確保した。フランスの Auto Hebdoは「この流れでは、F1は分別のないコストと見なされる可能性がある」と推測している。しかし、ルノーF1に近い情報筋は、自動車メーカーは苦労しているかもしれないが、エンストンとヴィリーをベースとするチームの状況は「それほど悪くない」と語っている。ダニエル・リカルドの後任には、フェルナンド・アロンソとセバスチャン・ベッテルという二人の元F1ワールドチャンピオンの名前がリンクされているが、ルノーにはジュニアドライバーのクリスチャン・ルンガーもいる。だが、F2ドライバーのクリスチャン・ルンガーはまだF1参戦に必要なスーパーラインセンスポイントを満たしていない。ルノーF1の情報筋は、チームは2021年のダニエル・リカルドの後任について“急いではいない”と語る。クリスチャン・ルンガーのマネージャーを務めるアレッサンドロ・プラビもその意見に同意する。「クリスチャンの完全な焦点はF2であることに間違いはない」とBT にコメント。「もちろんF1は目標だが、2021年について話すのは時期尚早だ。ストレスはない。十分な時間がある」
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