ルノーF1は、ダニエル・リカルドの後任としてフェルナンド・アロンソとの契約をほぼ完了していると Bild が報じている。5月14日(木)、ダニエル・リカルドは2020年末に満了するルノーF1との契約を延長せず、2021年から複数年契約を結んでマクラーレンに移籍することが発表された。
ルノーF1は「2020年シーズンの前例のない状況の中で、ダニエル・リカルドとの2020年末以降の契約の更新について行われた議論は成功してなかった」とリカルドの離脱について淡泊なコメントを残している。ルノーF1は、ダニエル・リカルドの後任としてセバスチャン・ベッテルにオファーを出したとも噂されているが、それが実現する可能性は低いと考えられている。ルノーF1のジュニアドライバーにはクリスチャン・ルンガーがいるが、まだF1参戦に必要なスーパーライセンスを獲得できていない。そこで浮上したのが2018年にF1を離れたフェルナンド・アロンソだ。フェルナンド・アロンソは、2002年から2006年にルノーからF1に参戦し、2つのF1ワールドチャンピオンを獲得した後、マクラーレンに移籍。2008年に再びルノーに復帰し、2シーズンを過ごしている。Bild は、信頼できる情報源からの情報として、ルノーF1チームがフェルナンド・アロンソとの契約を“ほぼ完了”していると報じた。フェルナンド・アロンソのマネージャーであるフラビオ・ブリアトーレは、ダニエル・リカルドの離脱が発表された日に意味深な画像をInstagramに投稿している。写真はルノー所属時の2004年7月4日に開催されてF1フランスGPでフェルナンド・アロンソが2位でフィニッシュしたときの写真だ。「フェルナンドはレースを2位で終えたが、チームのホームグランプリであり、ルノーの全員が誇りに思い、幸せだった」とフラビオ・ブリアトーレは語った。Sky Sports のマーティン・ブランドルは「アロンソはF1に戻ることに必死だと思う。彼はどこかで競争に参加するだろう。彼にとってルノーとの3回目の旅路になるだろうか?」と語った。