ルノーF1のチーム代表シリル・アビテブールは、F1は2021年に“2段階”の予算上限を導入するべきだはないと主張する。一部の小規模チームは、予算上限を大幅に引き下げることのみが、新型コロナウイルス危機後に生存を確実すると考えているが、トップチーム、特にフェラーリは他のアイデアを持っている。
「おそらく、すべてのチームに等しい単一の予算上限を設けることは答えではない」とフェラーリのF1チーム代表マッティア・ビノットは語る。トップチームは小規模チームに販売するコンポーネントの研究開発に資金を費やしているため、予算上限を引き下げれば不利になると主張している。「上限は徹底的に議論されている」とシリル・アビテブールは Auto Hebdo に認める。「だが、我々はすべてのことを疑問を持たないように注意する必要があると思う。我々は、シンプルさに保ち、上限(金額)のみを変更することを支持している」「コンストラクター、エンジンメーカー、カスタマーチームのいずれであるかに応じて、様々な上限について考え始める。それらは不要な複雑化だ。それはすべてすでに財政規制で規定されている」「我々がやらなければならないすべては仕事を終えることだ」シリル・アビテブールは、当初は予算上限から除外されていたドライバーの給与もコストの対象とすべきだとさえ主張する。「この危機は、これまで我々が集団的に先延ばしにしてきた他の措置に好意的な状況を作り出した」とシリル・アビテブールは語る。「以前より消費を抑える必要なのあるこの時期にこれは必要なメッセージだと思う」「上位チームが予算上限に応じて数百人の解雇しなければならず、年間に数千万ドルをドライバーに支払い続るのであれば、何かが正しくないと私は思う」