ルノーのF1チーム代表を務めるシリル・アビテブールは、ルノーがF1から撤退する可能性があることを認める。カルロス・ゴーンの汚職スキャンダル、2019年シーズンの期待外れな成績、2020年限りでのエンジンカスタマーがいなくなる状況、そして、最も直近ではブレーキバイアスシステムの不正行為など、ルノーにとって逆風が吹いており、F1からの撤退が噂されている。
ルノーのF1チーム代表を務めるシリル・アビテブールは「個人的に私がこれまで経験したなかで最も困難なシーズンだった」とシリル・アビテブールはメキシコで認めた。カルロス・ゴーンの退任劇の余波で、ルノーではクロチルド・デルボスが暫定CEOに就任。カルロス・ゴーンが進めてきた事業戦略の全面的な見直しを開始し、F1プログラムも再検討されている。ルノーがF1かた撤退する可能性について質問されたクロチルド・デルボスは「すべてがテーブルに置かれます」と語った。元F1ドライバーのニック・ハイドフェルドは「おそらくクロチルド・デルボスは緊縮財政を進めており、F1にそれほど熱心ではない」と Sky Germany に語った。「あらゆる否定的な報道、成功の欠如、そして、高いコストは、彼女がプラグを抜くために必要なすべての弾薬である可能性がありる」ルノーのF1チーム代表であるシリル・アビテブールは、特に2021年のルールがまだ宙に浮いており、メルセデスとホンダも将来を考慮しているというなかでプラッシャーが高まっていることを認める。「F1はブランドにポジティブなイメージをもたらすべきだ。現在ほど多くのお金を投資し、ネガティブな結果を得ることは望んでいない」とシリル・アビテブールは語った。「2021年のレギュレーションが明確になるまで見直す時間がある。結果だけでなく、将来および業界の現在の状況のなかで、良い結果を達成する可能性を分析していくことは明らかだ」「長期的なプロジェクトだが、その段階の1つは2021年のレギュレーションを見極めることだ。その後、2021〜2015年のシーズンへの参戦を確認する必要がある」「新しいリーダーシップは、F1が本当に我々に合っているかどうかを考えている」
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