ルノーのテスト兼開発ドライバーを務める中国人ドライバーの周冠宇(チョウ・グアンユー)が、ルノーの2017年F1マシン『R.S.17』で走行を行った。数年間、フェラーリ・ドライバー・アカデミーの一員だった周冠宇(20歳)は、今年からルノー・スポーツ・アカデミーに加入。ルノーF1チームのテスト兼開発ドライバーを務めている。
以前、ルノーの2012年F1マシンを走らせた経験のある周冠宇だが、今週水曜日にバルセロナのカタロニア・サーキットで現代マシンに近い2017年F1マシン『R.S.17』で走行を行った。周冠宇は、F1マシンを試したことのある数少ない中国人ドライバーの一人であり、ルノーにとって中国は重要なマーケットとなっている。これまで中国人で唯一F1マシンを走らせたのは、マー・チンホワだけであり、2012年から2013年にかけてHRTとケータハムから5回のフリー走行出走を果たしている。今年、UNI-Virtuosiと2年契約を結んでF2に参戦している周冠宇は、ルーキーとしてはトップのランキング6位に位置しており、先月のシルバーストンではポールポジションを獲得。4回の表彰台を獲得している。周冠宇のF2参戦は、中国でのF2開催の可能性を生んでいる。ルのF1チームには、テスト兼リザーブドライバーとしてセルゲイ・シロトキン、そして、ジャック・エイトケンも所属している。
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