ルノーF1チームは、2019年のF1世界選手権の“ベスト・オブ・ザ・レスト”を賭けた厳しい戦いを予想している。ルノーF1チームのマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、まだフェラーリ、メルセデス、レッドブルの3強チームに挑む準備は整ってはいないと認めつつも、新車R.S.19に満足していると語る。
「我々はテストの走行距離で3番手であり、基本的にクルマに悪い部分は何もない」とシリル・アビテブールは Auto Motor und Sport にコメント。「我々は以前よりもトップに近づいている」しかし、シリル・アビテブールは、ミッドフィールドの残りのチームも拮抗していると語る。「我々の推定では、トロロッソ、ハース、アルファロメオ、マクラーレンとの間に実質的に差はほぼない。レッドブルはまだ我々にとって謎だ」シリル・アビテブールは、エンジンルールの安定性がその助けになっているとし、F1エンジンに関してはフェラーリ、メルセデス、ルノー、そしてホンダには“もはや多くの違いはない”と語る。しかし、シャシー側に関しては状況は異なる。2019年に空力レギュレーションが変更されたことで、フェラーリとアルファロメオがフロントウイングのコンセプトを変更した一方で、メルセデスとレッドブルは異なる方向性を進めている。「現時点で右に進むか左に進むかを決定する必要がある。2020年は全員が同じになるだろう」とシリル・アビテブールはコメント。「我々はフェラーリのコンセプトを詳しく調べて言える。いくつかのソリューションがCFDで進められており、他のソリューションは風洞にある。我々はコンサバティブに行くのがいいか、極端な方向に進むのかを見極めなければならない」ルノーのテクニカルディレクターを務めるニック・チェスターは、2019年の目標は表彰台だと語る。「今年は非常に競争力のあるルノーと目にすると思う」とニック・チェスターは El Confidencial にコメント。「我々の前のトップ3チームとのギャップは大きいが、我々はそれを縮め、少なくとも表彰台を獲得したいと思っている」「同時に我々は将来も見据えている。2021年にはチャンピオンを獲得したい」
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