2018年のF1世界選手権はまだ5戦を終えただけだが、ルノーF1チームは早くも2019年F1マシンに焦点を移行する判断をするかもしれない。2016年にワークスチームとしてF1に復帰したルノーは、2020年までに段階的にワールドチャンピオンを狙えるチームを構築していくことを目標に掲げている。
ルノーの技術責任者を務めるボブ・ベルは「現在、我々は今年のマシンの開発を減らしていくべきかどうかを議論している」とコメント。「我々はミッドフィールドのトップをかけて厳しい戦いをしているところであり、開発を後退させる余裕はないので、まだ決定はしていない。だが、我々はそれについて考える必要がある」ドライバーを務めるニコ・ヒュルケンベルグは、ルノーが2019年に焦点を移行するという決断をするのであれば、それをサポートすると述べた。「今シーズンのチャンスが犠牲になったとしても、僕にとっては問題ではない」とニコ・ヒュルケンベルグは語って言える。ボブ・ベルは、リバティメディアがオーバーテイクの機会を増やすと主張している2019年の空力変更にルノーは投票しなかったと認める。「私の意見では、それを裏付けるための十分なリサーチはなされていなかった」とボブ・ベルはコメント。「私としては、それほど考え抜かれていないものを導入するよりも、2021年に全ての努力を注いだほうがいいと思っている」