ルノーF1のチーム代表シリル・アビテブールは、今シーズン終了までに上位勢とのギャップを0.5秒以内まで縮めることをチームの目標に掲げている。2015年の冬にロータスを買収してワークスチームとしてF1に復帰したルノーは、これまでの年月をチーム再建のために注いできた。昨年、ルノーは印象的な発展率を示し、明確な前進を果たしており、今年はメルセデス、フェラーリ、レッドブルのトップ3に次ぐ第4の勢力として浮上している。
「目標はギャップを縮めることだ」とシリル・アビテブールは AusosportME.com にコメント。「我々の見解や条件に従って昨シーズンに起こったことを見れば、我々はまだ即座に競争力のあるクルマを生み出すことに苦労していたと考えている。だが、我々は多くの理由でトップチームを含めたすべてのチームを上回る能力を持っている。昨年、それを実現したのは明らかだ」「昨年、我々はトップチーム勢から平均ペースで2秒遅れでシーズンをスタートした。そして、我々はトップチームから1秒遅れでシーズンを終えた。つまり、彼らも前進しているが、我々は彼らよりも速く前進しているということであり、彼らの開発よりも1秒速く前進したということになる」「我々はトップチーム勢からだいたい1.5秒くらいでシーズンをスタートしたと思うし、昨年と同じことをやれることを期待している。目標はトップチーム勢との差を0.5秒でシーズンを終えることだ。2秒を1秒、1秒を0.5秒と半分にしていくこと、それが我々がシーズン終了にむけて課した目標だ」ルノーは、F1スペインGPでBPカストロールが新しい配合の燃料を投入することを明らかにしている。「アゼルバイジャンは2016年に復帰して以来のベストリザルトを記録した。特定の環境ではあったが、今の我々がチャンスを最大限に生かせるポジションにいるという事実を奪うものは何もない。我々の進歩は様々な形でデータに明確に示されている。例えば、我々のポールとのギャップは昨年より半減している」「ヨーロッパシーズンのスタートではそのパフォーマンスを統合する必要がある。我々はスペインで新しい燃料によるエンジン面のステップとコース特性に合わせた空力調整によって助けられるだろう。それによる前進を期待しているが、他の多くのチームもアップグレードを持ち込むことは認識しているし、バルセロナは全員が熟知している」
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