ルノーは、ロバート・クビサが2018年にF1に復帰するポテンシャルがあるかどうかを評価するためにハンガリーテストで2017年F1マシンでの初走行のチャンスを与えるべきかどうかを悩んでいる。今年、ロバート・クビサは、2回のプライベートテストで2012年F1マシンを走らせて印象深いパフォーマンスを見せているが、ルノーはまだロバート・クビサが現世代のF1マシンでパフォーマンスを発揮できるのかどうかを知りたがっている。
F1の厳しいテスト規制によって、ロバート・クビサが現行マシンで走行する機会はかなり限られている。さらにF1から数年離れているものの、ロバート・クビサがルーキードライバーとして見なされないことが状況をさらに難しくしている。レギュレーションでは、4日間のインシーズンテストのうち2日間はグランプリで2戦以上参戦していないドライバーを起用しなければならないと定められている。ロバート・クビサはBMWザウバーとルノーで76戦に参戦している。ルノーはすでにバーレーンテストでニコ・ヒュルケンベルグを1日走らせており、現行ドライバーのジョリオン・パーマーの機会を犠牲にしてロバート・クビサにその枠を与えるべきかどうかというジレンマに陥っている。もう1日は、F2ドライバーのニコラス・ラティフィを走らせることが決まっている。ルノーがロバート・クビサを現行マシンで走らせるその他の唯一の方法は順応テストをなる。規約では、チームがドライバー交代を決めた場合にはそれが許されている。ロバート・クビサは、2年上F1でレースをしておらず、順応テストを実施する資格はある。順応テストはF1レースが開催されていないトラックで実施されなければならない。だた、テストを実施した後、ルノーがロバート・クビサがF1でレースをする準備はできていないと決定した場合、規約ではプレシーズンテストの1日を失うことになっている。