ルノーは、F1スペインGPにアップデート版リアウイングと新しいバージボードを投入する。F1スペインGPには全チームがアップデートを持ち込むと考えられており、メルセデスの非常勤取締役を務めるニキ・ラウダは、タイトル争いが“完全にリセットされる”かもしれないと考えている。ルノーは、前戦F1ロシアGPで新しいフロントウイングを投入。徐々に戦闘力を増してきている。
レースを8位で終えたニコ・ヒュルケンベルグは、「チームは良い前進を果たしている」と手ごたえを口にしており、ルノーは最新のアップデートでさらなるステップを目指している。ルノーの技術代表を務めるニック・チェスターは「我々はスペインでも空力パッケージにさらにアップデートを得るので、それなりにポジティブだ。新しいバージボードとアップデート版リアウイングを持ち込む」とコメント。「ソチで使ったアップデートは期待通りの働きをした。予選ペースは維持しつつも、レースペースで有益を果たした」「このエリアではやれることはまだたくさんあるが、我々は正しい方向に向かっている」「我々は予想通りミッドフィールドで戦っているが、非常に接戦であり、クルマとその使い方から可能な限りのあらゆるアドバンテージを掴む必要がある」F1スペインGPでは、ジョリオン・パーマーに代わってセルゲイ・シロトキンが2戦連続でフリー走行1回目を担当する。セルゲイ・シロトキンは、F1ロシアGPのフリー走行1回目にギアボックストラブルが発生してタイムを記録することができなかった。「ソチでのセルゲイの問題はギアボックスのシフトバルブに関連したものだった。彼がほとんど走らなかったのは本当に残念だった」とニック・チェスターは説明。「彼はFP1でジョーのクルマに乗る。彼は良い仕事をしてくれると思う」