ルノーは、パワーユニットメーカーのなかでシーズン開幕までに使用したトークン数が最も少なかったが、それでもパフォーマンス面で前進できると考えている。FIAは、シーズン開幕までに各メーカーが使用したトークン数を公表。利用できる32トークンのうち、フェラーリは23トークンを費やし、メルセデスとホンダは各々19トークンと18トークンを使用したが、ルノーは7トークンしか使用しなかった。
ルノー・スポールF1のマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、ルノーがライバルほど多くのトークンを使わなかったにも関わらず、それでもギャップを縮めることを望んでいると述べた。「我々がほとんどトークンを使わなかったことが示されたが、我々がパフォーマンス面で相当なステップを果たすことで、トークン使用とパフォーマンスとは無関係だという証拠になることを期待している」とシリル・アビテブールは述べた。「多くのトークンを使うことはできるし、ラップタイムにまったく関係ないことをもたらすこともできる。実際、それは我々が去年やったことだ」「私はトークン全体についての議論はなくなるべきだと考えているし、パフォーマンスに集中するべきだと思っている」「シーズン中にもっと多くのトークンを使用するプランがある。それがプランであり、我々はそれについて多くのコメントをしてきた」「ルノーのワークスチームだけでなく、レッドブルの利益のためにもそれが実現することを期待している」関連:F1エンジンメーカー:2016シーズン開幕前のトークン使用数