ルノーは、カナダ出身のニコラス・ラティフィ(20歳)とテストドライバー契約を結んだことを発表した。ニコラス・ラティフィは、“長期的な開発プログラム”にサインしており、2016年に少なくとも1回の金曜フリー走行に参加する予定となっている。今シーズン、ニコラス・ラティフィは、ウィリアムズの開発ドライバーであるアレックス・リンと組んで、DAMSからGP2参戦する。
ニコラス・ラティフィは、新しい役割によって将来的なF1へのステップアップに必要な経験が得られることを期待している。「ルノー・スポールF1チームのテストドライバーに指名されたことはとてもスペシャルなことだ。信じられないチャンスだ。ルノーという名前はF1で豊かな歴史を持っているし、その一部になって彼らから学び、フルファクトリーチームでアドバイスを得られることは、僕の成長に本当に役立つだろう」「僕の夢は常にF1にたどり着くことだった。この先もやらなければならないハードワークはかなり残っているけど、これはポテンシャルを現実のものにしてグリッドで居場所を獲得するための新たな一歩だ。モータースポーツの中でもF1は他のカテゴリーとまったく違うし、これからその環境に浸される僕はスポンジみたいな感じだ。できる限りの情報を吸い取っていく。学べるたくさんのことを今年のGP2レースに生かしたい」ルノーのレーシングディレクターを務めるフレデリック・バッサーは「ニコラスは急速に成長している若手であり、これまでの短いキャリアにおいて多様な選手権で戦ってきた。我々は、チームが大きく動くこのようなときに彼をF1への準備が整ったドライバーへと育成していくという今後の見通しにエキサイトしている」とコメント。「新人が力を示す場所としてはパーフェクトなGP2シリーズで戦うことと平行し、ニコラスは我々と共にスーパーライセンス獲得へ向けてプログラムを進め、今年に少なくとも1回のFP1セッションに参加する予定だ。我々は彼と共に働くことを誇りに思っている」
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